『 科学 50の大発見! 』という本を読みました。
ちょっと楽に読める本を探していらた見つけたものです。
内容は、項目毎に発見・発明のエピソードを紹介したものです。
1 人類の歴史を根本から変えた大発見・大発明
2 人々の常識をひっくり返した大発見・大発明
3 人類の命をひろく救った大発見・大発明
4 文明を一気に発展させた大発見・大発明
5 現代社会を飛躍的に変えた大発見・大発明
本の最後に「今日の快適で刺激的な生活が、科学の発見・発明の上に築かれたものであることを、改めておわかりいただけたことだろう。」とあります。
今は当たり前の生活も、先人たちの不断の努力があったと改めて感じました。
特に印象に残ったのは「X線」の項目でした。
X線を発見した「ヴィルヘルム・レントゲン」は、『科学は万人の財産である』として特許を申請しませんでした。
その結果、第一次大戦後の破滅的なインフレに晒されたドイツで、困窮の中81才の生涯を閉じたのでした。
科学者の中には、お金儲けに固執した人もいたようですが、レントゲンの姿勢には頭が下がります。
日本でもデンソーウェーブが「QRコード」の普及を目指して特許をオープンにしました。
こんな姿勢の科学者や企業を守るためにも、国は基礎研究にもっと予算をつぎ込んでも良いと思ったりしました。