村田兆治氏がお亡くなりになりました。
言わずと知れた『マサカリ投法』です。
昭和の頑固親父・・・というイメージでした。
野球を覚えたての子どもたちは教わることはないであろう、でもよく真似たであろう個性的なフォーム。
輝く個性。かつてはプロ野球界でよく見かけました。
打者には、
落合博満氏(神主打法)
イチロー氏(振子打法)
梨田昌孝氏(こんにゃく打法)
種田仁氏(がに股打法)
近藤和彦氏(天秤打法)
そして王貞治氏(一本足打法) などなど。
投手では、
山田久志氏(サブマリン投法)
野茂英雄氏(トルネード投法)
斎藤雅樹氏(サイドスロー)
星野伸之氏(ボールの出所が判らない超スローカーブ)
岡島秀樹氏(リリースの時キャッチャーを見ない)
西本聖氏(左足を高く上げる)
そして村田兆治氏(マサカリ投法)などなど。
今はスポーツ界も科学の力を後ろ盾に、事細かに理想的なフォームを追求していきます。
その最たるものが、大谷翔平氏の綺麗なフォームです。
二刀流の大谷翔平氏もその点で個性的な選手といえるかも知れません。
反面、科学的にフォームを追求することは、かつて隆盛を誇っていた「異種(失礼)」が誕生する機会をなくしているのではないだろうか。
(淋しくはあるが、選手のパフォーマンスを上げるには必要不可欠と思っています)
昭和の名投手の死は、そんな時代の変化と一抹の淋しさを感じてしまうニュースでした。
心から感謝とご冥福をお祈りします。