日銀植田和男新総裁が初の金融政策決定会合後の記者会見に臨みました。
日銀植田総裁「粘り強く金融緩和を続け、物価安定目標を実現」…決定会合後に記者会見
発言の内容は、専門的すぎてよく解らないのですが、「・・・様々な金融緩和について多角的なレビューを実施する・・・」という様な内容の発言があったと聞こえました。
黒田氏の独特な日銀金融政策を含めた25年間の金融政策が対象のようですが、レビューを実施するにはもう少し時間が必要だと云うことのようです。
レビュー(レヴュー) ってネットでよく見る言葉です。
Wikipediaでは、『英語で、評論、批評、見直し、検証などのニュアンスを持つ語。』とありました。
日銀総裁の交代を節目として、前任者の政策について検証する。・・・大切なことだと思います。
未来を見定めるために、現時点において過去を正しく検証することをして欲しいと思います。
前任者に忖度することなく・・・。
そこには、自身が掲げてきた政策方針を力強く打ち出していましたが、過去の検証ははっきり読み取れませんでした。
5月8日に新型コロナは5類に移行されます。(コロナウィルスは何も変わりませんが・・・)
既に3月13日より、「マスク着用の考え方の見直し等について」が決定されました。
5月8日を期に、3年以上のコロナ対策についての『レビュー』を出してくれるのでしょうか。
今が良ければ良い(結果オーライ)ではなく、今に至った経緯も含めて記録と評価をしっかり残すことが、やがて来る未知のパンデミックに対して、国家だけではなく国民一人ひとりの行動に繋がるのではないかと思うし、そこをはっきりしないことが日本の欠点ではないかと改めて思うのです。