年の瀬にあたり、恒例の10大ニュースを考えてみました。
少し調べてみたのですが、あまりにも多岐にわたり、とても10件に絞れず分野も広く比較しきれないので、テーマを絞ってみました。
1位は?2022年の10大セキュリティ事件ランキングTOP10
<2022年の10大セキュリティ事件ランキング>Trellix
1位 「かっぱ寿司」を運営するカッパ・クリエイト社長田邊公己氏が、「はま寿司」の食材の使用量や原価、扱った食材の取引先や価格といった営業秘密を不正に持ち出し、警視庁に逮捕された。
2位 デンソーが昨年末に続き、再びランサムウェア(身代金ウイルス)の被害に、同じく自動車部品大手の小島プレス工業がサイバー攻撃を受けた。
3位 ロシアウクライナのハイブリッド戦争
4位 クレジットカードなどの電子決済を代行している「メタップスペイメント」に対し、決済の情報などが格納されている3つのデータベースに不正アクセスがあり、カードや決済の情報が流出していた。
5位 兵庫県尼崎市の全市民約46万人分の個人情報入りUSBメモリーが、市から業務委託された情報システム会社「BIPROGY(ビプロジー)」が市の許可を得ずに業務を再委託した協力会社で一時紛失した。
6位 自動車部品メーカー「三桜工業」のアメリカの子会社が、身代金要求型のコンピューターウイルス「ランサムウエア」によるサイバー攻撃を受けた。
7位 大阪急性期・総合医療センターは、「ランサムウエア」とよばれる身代金要求型のウイルスによるサイバー攻撃を受けて電子カルテなどのシステムに障害が発生し、緊急以外の手術を中止した。
8位 11月住民基本台帳ネットワークで閲覧した個人情報を外部に漏らしたとして、東京 杉並区の職員など2人が警視庁に逮捕された。
9位 ロシア系サイバー犯罪集団「キルネット」が政府系ウェブサイトや民間企業に対してサイバー攻撃を仕掛けた。
10位 旅行業界にマルウェアEmotet(エモテット)の感染被害が広がり、3月11日には旅行会社大手のHISが、社用パソコンが感染した疑いがあると発表し、当該パソコンをネットワークから切断し外部からのアクセス制限を行う措置を取った。
国民の生活を支えているものに、「インフラ(インフラストラクチャー)」があります。
(初めてインフラはインフラストラクチャーの略だと知りました)
一般的にインフラは生活に欠かせないライフラインをはじめとする「電気・ガス・水道・通信網・鉄道・港湾・空港・道路」などを指すものだと思います。
さらに、この情報社会では通信網を指す「通信インフラ」も日常生活を維持するためになくてはならないものでしょう。
直接生命に関わりそうな大阪急性期・総合医療センターの例もあります。
直接被害の出ているサイバーテロに対し、政府は国家防衛をどのように捉えているのでしょう。
『情報への不正アクセス』に対する防御が急務と感じます。
令和4年度 総務省における主なサイバーセキュリティ関連予算 概算要求の状況
総額51.7億円。
防衛費国家予算5兆3145億円の1028分の1(0.1%)
私から見て10大ニュースのトップは
『今年もまた、事件は検証反省されないまま歴史に刻まれていく』
となりそうです。
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