先日、岸田総理は『日米地位協定の見直しは考えていない』と言ってました。https://mainichi.jp/articles/20220106/k00/00m/010/283000c
在日米軍のコロナ対策のことです。
「米側の感染ルートや原因を確認するのが大事だ。日米で意思疎通を図って、現実的に最善の対応を考えていく」といっています。
このコロナ禍の下では仕方がない発言だと思うが、この協定にはコロナ対策以前の問題があると思う。
日米が対等の立場で協定を交わせていない現状での首相の発言に、独立国としてのプライドが忘れられていると感じるは私だけでしょうか。
防衛力が多少貧弱になっても、プライドは捨てたくない。
世界に数ある小国で、こんな協定で甘んじている国はないであろうと考えるわけです。
1960~1970年くらいまでは日本は学生運動がピークで特に高学歴の学生はほとんどが、赤がかっていました。
私は運動部でもないですが、家庭環境からかずっと保守的でした。
初めて選挙権を持った頃は、中曽根康弘や石原慎太郎も好きでした。
だいぶ年を重ねて、ふと目にした森喜朗政権、小泉政権には非常な違和感を感じ、安倍政権、麻生政権に至っては嫌悪を感じました。
私も現在も時々政権批判記事を載せていますが、自由民主党や資本主義を100%否定するつもりはないのです。
上に歴史的視点と書きましたが、最近公開されたアメリカの文書で1990年8月の湾岸危機の際、ブッシュ(父)米大統領が海部俊樹首相に対し、自衛隊による米軍の後方支援を求めていたこと分かりましたね。海部総理は巨額のお金を支出してその場をしのいだようですが、多国籍軍からは「金だけ出して血を流さない」との批判を大きく受けました。
最近私は本を読んでおりませんが、「関口宏のもう一度!近現代史 - BS-TBS」⇒https://www.bs-tbs.co.jp/culture/sekiguchikinngenndaishi/
を興味深く観ています。
昭和史を知るということが、現代を考える上でとても貴重だと思います。
貴兄は数多くの書物を手にしておられるようですが、どことなく片手落ちじゃーないかと感じます。
書かれていることが、すべて間違いだとは思いませんが、真の価値基準があるとしたら、それは歴史でしょう。
哲学の勉強をしたわけでもありませんが、アウフヘーベン( Aufheben 止揚)・・・あるものを、そのものとしては否定しながら、更に高い段階で生かすこと。矛盾するものを更に高い段階で統一し解決すること。
という言葉に学生時代は酔っていましたし、貴兄のブログを拝見していたらそんなことも思い出しました。乱筆にて。
そうそう、フィリピンの歴史はご存じでしょうか?
↓
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A3%E3%83%AA%E3%83%94%E3%83%B3#%E7%AC%AC%E4%B8%80%E5%85%B1%E5%92%8C%E5%9B%BD%E3%81%A8%E3%82%A2%E3%83%A1%E3%83%AA%E3%82%AB%E5%90%88%E8%A1%86%E5%9B%BD%E6%A4%8D%E6%B0%91%E5%9C%B0%E6%99%82%E4%BB%A3
公用語に現在でもフィリピン語(タガログ語)と
英語を採用していますね。
何かの参考になればと思いまして・・・。
歴史については、敗戦→占領から始まり、サンフランシスコ講和条約での独立と同時期の朝鮮戦争。それに伴う極東アジアの米ソの綱引き。
それら日本を取り巻く環境が、今日の日米の地位協定に繋がっていると理解しています。
1952年当時の日米安保条約&行政協定も1960年の新安保条約&地位協定も、当時の日米関係や世界情勢で仕方がない部分もあったかも知れません。
しかし、2022年の現在、そのままで良いということではないと思います。
歴史は反省から新しく作り上げられるもので、縛られるものではないと思っているからです。
これからも勉強していこうと思います。
またご指導ください。
私も地位協定はおかしいと思っていますよ!
>敗戦→占領から始まり、サンフランシスコ講和条約での独立と同時期の朝鮮戦争。それに伴う極東アジアの米ソの綱引き。それら日本を取り巻く環境が、今日の日米の地位協定に繋がっていると理解しています。
まさに、教科書や新聞にはそう記しているでしょう。
私がお勧めするのは、そのような協定を結んだ背景であり、歴史の裏側を知ることです。
例えば、佐藤栄作総理は、非核三原則は、核兵器を「持たず、つくらず、持ち込ませず」という国是を言い通した上、ノーベル平和賞まで受賞した人でした。
最近はあまり国会では質疑されないようですが、原子力潜水艦が日本に寄港する直前に「核兵器を外して」入港することは有り得ないが、常識になっていると思います。
昨日のサンデーモーニングでは、寺島実郎氏が緊迫するウクライナ情勢についての報道されない米ロ外相が会談の中身について論評していましたが、両国にとって原油の値上がりは共通の利益だと話していましたね。
真実は分かりませんが、特に政治は本音と建て前、共同記者会見と裏取引などが存在するということでしょう。
昨日、たまたまこのページに書かせていただきましたが、貴兄の一連のページから読まれている本の片よりを感じたわけです。
櫻井よし子氏が常に出てくる、月刊 雑誌Hanadaや『月刊WiLL』などは私は大嫌いですが、政治や歴史を語った本は他にもいくらでもあると思います。
半藤一利さんや保阪正康の昭和史は読んで無駄にはならないと確信します。
テレビを編集したのか?「関口宏・保阪正康の もう一度! 近現代史」のシリーズは読みやすいのではないかと想像しています。
失礼いたしました。
本を読むのが遅い私は、情報収集に時間がかかっています。
「異見の尊重」は私が大切にしていることの一つです。
少しでも多方面から物事が見られるよう、今後も努力していきます。
これからもよろしくお願いします。