8月15日は「終戦記念日」です。
正確には8月14日にポツダム宣言を受諾し、9月2日に休戦協定(降伏文書)に調印したようです。
8月15日はポツダム宣言受諾詔書を陛下の肉声でラジオ放送した日です。
違った言い方をすれば8月14日が降伏記念日、15日は敗戦を国民が知った日、9月2日が終戦記念日なのかもしれません。
ここからすでに、アジア諸外国との意識の差が生まれているようです。
8月6日から15日にかけて、各放送局が78年前のことについて「戦争は繰り返してはならない」という内容で特集が組まれます。
しかし、その視点は「戦争がもたらす結果」に偏っている気がします。
なぜ、その道を歩んでしまったのか、その責任はどこにあったのか・・・について「課程」の検証が少ないような気がするのです。
責任の所在を明らかにすることは、責任を取らせると云うこととは別次元でしっかり検証すべきでしょう。
「今の政権は80年前と同じ道を歩もうとしている」・・・という文章を最近目にすることがあります。本当でしょうか?
現政権の政策を問う時には、大戦当時の政策についてもっとしっかり評価し知らしめるべきでしょう。
歴史の記録は未来への財産です。
真正面から検証できないのは、意図的に記録を処分したからでしょうか。
そのことは、アンタッチャブルな部分が有ることによって生じたものなのでしょうか。
そして、その部分は現在でも検証の矛先を鈍らせる原因となっているのでしょうか。
正しい検証こそが反戦の気運を高め、300万人にも及ぶ犠牲者に対する慰霊となるのではないでしょうか。
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