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文学や史跡で登場するマチを旅しながら、折々、紹介することを心がけています。

「平和」こそ 他人呼んで「自然児」=海軍主計中尉のトラック島体験190908

2019年09月09日 06時10分30秒 | 書評
「平和」こそ 他人呼んで「自然児」=主計中尉のトラック島体験190908

誰かが称してくれたそうで。「自然児」。豪放な側面を称しての一言であった、か。そこをうけて<土こそ大事><土にねざす>。メモしていないが、そのような生き方を語る場面にはじまる。

 昭和16年に帝大入学。18年に出征。行き先はトラック島。そこで屍をみた。<異常が放置され、どうして勝てるのか>。

 復員、復職、結婚。弟が父を語る場面も。
 「(父は)秩父節を復興すること」「俳句をたしなむこと」「その二つがあったから医療を続けてこられた」。

 <平和の俳句>。
 平成15年を期して、立ち上げた。「3年間の投稿総数は、13万1288句に及び」。
 『東京新聞』掲載。「『平和』の語句、思想があれば、季語は不要」。いとうせいこう・黒田杏子と選者を務め、新幹線で新聞社に。

 映画『天地悠々』
 前売り入場券をいただいた。都合で鑑賞できなくなったご夫妻の代理。『解説本』を2冊購入。一冊をそのご夫妻にお礼をさせていただき。
 地方上映の名乗りを、このマチの現代俳句協会員が最初に手をあげたそうで。70席の会場は満員。臨時の席も。

 言葉が重い。
 句をめぐり、世の批判をあびたことがあるらしい。兜太さんは申す。
 「現代俳句を理解し、その歴史を知らずに批評をしても」「詩人や小説家は句、短歌を馬鹿にするが、(彼らは)いたずらに文字を書き連ねるのみでポエムがない」と。

 句、下書きしてのち日記に記載。
 お弟子さんの申すに、「句は下書きしてのち、日記に記載」「日記は公開されるものと考えていたようだ」「(「家は一つだが二人の別人が居住」に)豪放磊落が言われるも、実は下書き後に浄書する繊細な側面も)」とも
>。
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貸し本屋、店先に 無用庵 隠居修行2=BS朝日190907

2019年09月09日 05時15分46秒 | 放送
無用庵 隠居修行2.「だましゑ歌麿」シリーズとあるから、当然、貸本屋が登場するのであろう。

 190907 14時02分ころの放送。居宅を訪問。「貸本屋でございまーす、御用はございませんかー」。

 背負い商いの御用聞きが、胸をはだけた女性を描く浮世絵手本を示して、庶民のニーズを探る。

 番組解説。「水谷豊×吉川一義監督が送る笑いありサスペンスあり、感動ありの痛快エンターテインメント時代劇の第2弾!」。

 「大ぶろしきに本を包んで背負って貸し歩くのが初期の中心的な業態だったが,のちには店で借手が来るのを待つというものも増えた。化政期には大いに繁盛」とも。その様子が知られる.

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