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文学や史跡で登場するマチを旅しながら、折々、紹介することを心がけています。

人 杜 聴

2013年10月03日 06時39分06秒 | Weblog
 人 杜 聴。火野正平さんが出演した番組。「ここは広い!!」、「しかしヒトがいない!!」。場所は北海道百年塔の公園。自転車を押しながらの一言。

 北海道の寺院、仏閣、神社。杜がすくない。たてものが、ほとんど在野にむきだし。明治神宮が人工林につつまれた、大正9年造営の「奇跡の杜」というのとは、大違い。

 北海道の門前町にヒトがいない。伊勢神宮。内宮にも朝参りの常連が三々五々。「おはよう」と声をかけ、互いの安否と、「今日も頑張ろう」。黙視の合意。 

 参拝の一人にマイク。「19年間、一日もやすまずに(参拝)、退職した平成6年 から、です」。自営業者なら朝の一日の務めに足をはこぶも、サラリーマンは日中の精力温存で、早朝は厳しいか。いやいや、「神様より上司、神社より会社」。

 門前で<かしわ手><合掌><お賽銭>。ここまでも多くはないが、さらに少ないのが、神職・僧侶の話を聞くこと。ただ聞くだけではなく、念をいれて<聴く>姿。

 忙しい、時間がないは<きけない>。聴かなくてもよい、役にたたないとなると、そこからは<おもいあがり>。不都合は<想定外>と、逃げるのかも。

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