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文学や史跡で登場するマチを旅しながら、折々、紹介することを心がけています。

「第六 不虞の予備」 『興業意見未定稿』(抄)

2021年06月08日 10時19分19秒 | 記録
 「第六 不虞の予備」 『興業意見未定稿』(抄)

 「地域と資料」。そうした講座で、話をさせていただくことに。
 8コマの話題提供に前田正名という人物の紹介を、積み重ねている。
 第5話の6月9日は、添付の画像を紹介したうえで、

以下は、農商務省という役所がまとめた、調査報告書。
4-6度の各府県に対する照会を重ねたうえで、当時の庶民の「生活」を小括。
なかに、国民の生活を以下のように、描きだした。以下は「未定稿」と題する原案部分。

「(略)人生には不虞の天災あり。水火疾病死亡の如きは即ち命数にして避く可らず」。
「若し火災に逢ふて路頭に彷徨し、病に臥して医薬を求むる能わずに至れり」
「死者あれども埋葬の手当も無きが如きは、人たるの大恥辱なり」
「国に此の如き人民多きは政府の恥辱なり」。
「宜しく上下に勉強して此等の社会を減少すること図らざるも可らず」

「第六 不虞の予備』 『興業意見未定稿』(抄)
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「掘り割りのマチー佐賀市-」 「よみがえる新日本紀行」nhk4K2100607

2021年06月07日 10時38分42秒 | 放送
 城下維持の掘り割り 護持に汗する市民=高度経済成長期。
 「(往時は)幾重にも外堀を巡らし」「攻撃にあった際は主要部以外は水没させ敵の侵攻を防衛する仕組み」。
そう説明のある佐賀城下。

 「江戸時代には、城下と城内に掘割が縦横に張り巡らされ、生活用水に使用」
 「城下には豊前小倉から長崎まで続く長崎街道が通り、宿場町としても栄えた」。

 気がつかないで二度、佐賀の市内を歩いたことが。延べ6日間、滞在した記憶。
 1974年放送という「新日本紀行」。戦後、しばらく放置していたその水路を清掃する市民が増えている。
 
 長崎街道も、松原神社も紹介された。そう受け止めながら、かつての米生産地。「佐賀段階」と呼ばれた、鍋島家の施策を興味深く視聴。

「掘り割りのマチー佐賀市-」 「よみがえる新日本紀行」nhk4K2100607


 (番組案内)
 「鍋島藩時代の掘り割りが多く残る佐賀市を訪ねた」。
 「生活用水としても重要な役割を担っていた掘り割りの水」
 「時代が進み、生活用水としての役割は終えたが」、
 「いまも市内の治水のかなめとして、生活に潤いを与えるものとして暮らしに溶け込み、市民は親しみを込めてクリークと呼んでいる」。
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野仏56体-23年、祈りのこけし4000体 水俣の祈り、今210606 nhkETV

2021年06月06日 17時30分58秒 | 放送
 野仏56体-23年、祈りのこけし4000体 水俣の祈り、今210606 nhkETV.

熊本県水俣市。
 かつて、汚泥ヘドロの海となった「水俣公害の原点」に設けられたエコパーク、
 そこに叔父が石に刻んだ「野仏56体-25年」。4歳年下の甥が「<実生の森>で削る<祈りのこけし? 4000本」。

 1954年。
 痙攣のとまらぬネコの症状が、父親にも発症。水俣公害の人的被災。
 「父が飲もうとする味噌汁、痙攣で飲めずに椀からこぼれる」。
 自身の毛髪からはヒトの20倍の有機水銀が含まれている検査結果を申請しても、水俣病患者に認定されることはなく10年。

 近世の真宗禁制、近代の有機水銀放出、現代の水俣公害。
 父の葬儀にみえる、「阿弥陀如来方便像」と「住職の七条袈裟」が、悲惨を生き抜いた証で重なる。

 石の野仏はエコパークの「意味」を体現するオブジェクト。
 実生の森の樹木を削る<祈りのこけし>は、国際機関、政府要人、市民運動の参加者に配布と。

 熊本県政担った女性知事。
 「私の責任で認定させていただく」「長い間にわたり苦しめ、本当に申し訳ない」。車椅子で面談にのぞみ、苦衷吐露。
 
 210606 nhkETV  「こころの時代」。本でみていたエコパーク。映像で「今」をはじめて眺める。
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精霊との相談=バオバブ in マダガスカル国 巨樹は語る。

2021年06月01日 16時09分16秒 | 放送
 精霊との相談=バオバブ in マダガスカル国 巨樹は語る。

 マダガスカル国ではバオバブの巨樹を指さしながら。
 「住民の健康」を願う。
 「結婚式の日取り」も占う。
 「生活圏間の紛争」を裁く。
 いずれも樹木に宿ると考えられる精霊に相談するそうで。その神秘性が民族の精神支柱。

 マダガスカルの子たちは、「カクレンボの隠れ場所に」で過ごす。

 なごとに寄らず。
 「永遠のまぼろし=神とも魔性をハラムとも」。

 BSプレミアムでBSCafe 2005年の放送番組の採録
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