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文学や史跡で登場するマチを旅しながら、折々、紹介することを心がけています。

外交に平和主義の哲学、 経済に大局的な流れをみつめた有効な政策 保阪正康「保守リベラルの系譜と内容」を語る

2022年11月09日 09時33分32秒 | 記録
 外交に平和主義の哲学、 経済に大局的な流れをみつめた有効な政策 保阪正康「保守リベラルの系譜と内容」を語る
     
 「学識の前尾繁三郎」
 平和的外交に尽力した「護憲の宮澤喜一」、
 クリーンなハト派であり続けた「人格の伊東正義」、
 日中国交正常化を成し遂げた「政治的誠実の大平正芳」、
 行動力で保守政治を牽引した「闘志の男・田中六助」。

 札幌在住の保阪正康氏が、「宏池会の系譜に学ばぬ首相に失望した」と、書いたようだ。
 「現代ビジネス」のネット配信にして、『週刊現代』2022年11月12日号に掲載記事の紹介であるようだ。

 「宏池会は優れた政治家の宝庫でした」。「宏池会を創設した池田勇人」と書き始める。
 「田中六助」は直接承知していないが、前尾は衆院議長、大平は田中内閣の外務大臣から総理に、宮澤喜一は池田勇人秘書官から総理に昇りつめた。
 「保守リベラルを体現してきた派閥」とする大方の受け止め方に根差して、穏健な外交、歴史を画する経済政策、護憲も大きな柱であった。

 しかし、である。続きはネットを読んでみてはいかが。  https://news.yahoo.co.jp/articles/35bc8c52d4e5ea4d5dc7d191b888eb1fc7759a11
 「自前の世界観、歴史観、政策論争を国民に提起することにも期待」
 「外交面では宏池会的な平和主義の哲学が見られない」 
 「経済にしても、アベノミクスの弊害がいかに国民を窮地に追いやっているかという大局的な流れを見極めて現在に有効な政策を打つという構えがない」。
  「人を見る目がない。人事も拙劣です」。
 「伊藤昌哉のような優秀なブレーンがいない」「政策集団としてブレーンを引きつける魅力がなく、ブレーンをつくる能力もない」。
 
 さて、申す方が<無い物ねだり>でしょうか!!!。
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札幌・厚岸・音更が曲の音とともに 名曲アルバム「日本狂詩曲 伊福部昭」nhk BS3、

2022年11月08日 10時37分51秒 | 放送
 札幌・厚岸・音更が曲の音とともに 名曲アルバム「日本狂詩曲 伊福部昭」nhk BS3、

 11月8日朝、番組表で放送されることを承知して、さっそく放送予約をセット。
 「ゴジラ」の作曲で知られる伊福部昭のデビュー作が 「名曲アルバムに」。
 しかも「~北海道・札幌、厚岸~」のサブタイトル。

 「北海道・札幌、厚岸」とあるその意味は、次の記載に書き込まれている。
 「札幌まつりの笛や太鼓にインスピレーションを得て1935年に「日本狂詩曲」を作曲した]
 「作曲当時、伊福部は北海道大学に通う学生だった」   「フランスの作曲コンクールで「日本狂詩曲」が優勝し、コンクールを主催した作曲家チェレプニンが来日」。
 「伊福部は1か月間作曲を学び、その才能を高く評価された」。

 勤務した厚岸町の市街地景観。現在、道有林で林相維持に汗流す後輩たち。そして、「音更町の「伊福部昭音楽資料室」には」と続く。
 「(そこには)コンクールの賞金で買ったヨーロッパの音楽辞典が展示されている」。
 最後は「「日本狂詩曲」は伊福部青年を音楽家の道へと導いた青春ラプソディーである」。かく結んでいる。

 2014年8月17日の放送。繰り返しの放送で視聴したことになるのだ、が。
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地元経済人が支える「常連客に配布」 58年で700号迎えた『月刊おたる』20221105

2022年11月07日 11時08分32秒 | 地域
 地元経済人が支える「常連客に配布」 58年で700号迎えた『月刊おたる』20221105

 2022年9月26日 『月刊おたる』は通巻700号を発酵した。
 創刊は1964年。「陰るまちに新しい風」の思い入れで、米谷裕司という人が担当した。
 米谷には「地元経済界の重鎮たちが、詩人として注目を集めていた米谷さんに声をかけた」。特集を組んだ『北海道新聞』朝刊(2022年11月5日配布)は伝えている。

 通巻700号はネットがいち早く伝えた。道内配布紙も11月5日土曜日の朝刊で、17&18面を当てて特集した。
 1964年から数えて58年。その半世紀にはさまざまな転機を重ねている。
 1)発酵部数減、創刊者の死。
 2)地域経済の推移により当初は9000部、90年代に1万部超も、2010年には3000弱。
 3)創刊者、米谷裕司氏の死をうけ、山本一博氏が継承し、現在は藤森五月氏が引き継ぐ。

 58年、通巻700号、発行部数3000部弱
 その継承には<偶然ともいえる地域経済界あげての尊い努力>があった。
 4)廃刊の危機には地元経済人の奮起
 5)「小樽愛」「こころの友」「小樽の悪口は書かない」
 6)1部330円。30部購入すると1万円弱。書店で売らずに経営者がまとめて購入し、常連客に配布。

 世情、継続のモーメントに編集者の個性と独創性を指摘する声が少なくない。
 しかし、それのみでは持続しがたいことを道内には最盛期には「80年代20誌以上あったものが廃刊、休刊相次ぐ」と報じている。
 廃刊の要因。景気低迷、インターネットの普及の影響。などなどと指摘する。
 
 7)経済人のもつ、あるいは小樽特有と言ってよいのかも知れない<顕著な文化に対する理解と文化活動への投資>。
 8)定期購読者300人ながら、その7割が道外在住の小樽出身者
 9)「(『月刊あたる』の)文学性 ネットに負けない魅力」と評価する、地域の文化風土。

 現代の担当者はコメントする。
 「月刊おたるは、小樽の財産。(巻頭の言葉にある)読書の『こころの友』になれるように」。
 その言葉は尊い。また、背景で支える執筆者、広告主、定期購読者、常連客への感謝をこめ、まとめ買いして手渡す経済人の存在は、実に<重く>かつ<貴重>な存在ではないか。注目したい。

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法隆寺・法相宗・唯識 社寺・仏閣、造形の背後にある意味221103

2022年11月04日 17時09分20秒 | 書評
  法隆寺・法相宗・唯識 社寺・仏閣、造形の背後にある意味221103

 この夏、東京・浅草の浅草寺を訪れた。本堂にすすみ<二拍二礼>の拝礼をしている方が多くて、驚いた。
 神社・仏閣と申すと、メディアは優美にして秀麗な堂宇・建造物を紹介する。
  元は天台宗寺院、今や聖観音宗の本山で<二拍二礼>の礼に、不思議なモノを感じる。
 庶民は堂宇・建造物が体現する思想・哲学にも、堂宇・建造物が示す形のもたらす意味については、疎いようだ。

 最近、「唯識 ゆいしき」の意味するところを「すべてを心の要素に還元し」と教えてもらった。その次の句を記憶出来ずに居た。
 しかし、ようやく「心の問題として捉える」(多川俊英著『唯識 心の深層をさぐる』(NHK宗教の時間 日本放送出版協会 2022年)と記憶できるようになった。

 本邦では唯識→法相宗→法隆寺→元興寺→興福寺の系譜をたどる、ようだ。
 高校時代、「南都六宗」の順番を「律・華厳・法相・誠実・三論・倶舎」と今に記憶していた。
 
 ネットで読む限り、その順番はマチマチで表出する。多川著書で判明する点は、まず2点。
 法相宗=唯識、三論=「空」思想。倶舎=部派仏教の一にして「説一切有部」。
 「三論=空」は当該書の27ページ、「倶舎=部派仏教の一にして『説一切有部』」は43pに述べる。

 因みに。南都六宗の現在の系譜。
 律→戒律の研究と実践→唐招提寺。
 法相宗→唯識→興福寺
 倶舎宗→部派仏教の一にして「説一切有部」→宗派として現存せず東大寺は華厳宗、興福寺は法相宗。
 三論宗→世界の姿に実体は存在しない「空」→大安寺・元興寺
 成実宗→『成実論」を探求→大安寺・元興寺で三論宗に付随する現状。
 華厳宗→華厳経に絶対的に帰依する→東大寺。
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紅葉+秀岳+湖沼 オンネトーの秋、その残照221020

2022年11月02日 09時25分38秒 | 旅紀行
 紅葉+秀岳+湖沼 オンネトーの秋、その残照221020

 この秋。足寄町へのツアーに誘われて。秋のオンネトーにも立ち寄りました。紅葉の残照を満喫することができました。
 このツアーに先立って、10月12日。北見市へのバスツアーの折には、相席のお方がカメラ歴16年。
 「最近の紅葉は、鮮やかではなくなりました」。阿寒川の上流部で紅葉を撮影する催事を定期的に開いている、そうで。

 貴重なお話を聞かせていただいた。気候変動の影響か、確かに紅葉、黄葉の色合いが本来の鮮やかさを欠いている。
 いささか黒ずんでいるのだ。ことに海岸線に近い地点では、往年の「彩 いろどり」にかけると、感じている。
 この地点の紅葉の最盛期は10月10日。狭い駐車空間に大型バスを停車してもらって、一同、降車。方向転換して舞い戻るまでの小休止。

 写真の光景に、視線を視点を視座を、奪われた。いささか大仰、か?。
 魅了するものがあった。紅葉+秀岳+湖沼。とりわけ南の方角から眺め続ける「阿寒富士」を、沼のほとりでは北から眺める構図。
 富士山を眺めて、どちらが「表か、裏か」。山梨県と静岡県の「あてこすり」を思い浮かべる。

 南から手近に眺めることのできない阿寒富士。ここでは、<指呼の先>にあるの感。
 ここは詩情ゆたかに一首と7まいりたいが。なかなか、見当たらないよながら。
ここは期したい。

 「雌阿寒岳西麓、標高630mのる原始の森に眠る」、
 「周囲2.5km、最大水深9.8mの湖。阿寒富士の爆発によって螺湾川(らわんがわ)が堰き止められて誕生した湖」。
 かく、伝えているも。
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