豆本三昧我褸芥(がるぁくた)ノート & 美人画あれこれ

日本の名作文芸と東西の名画の自作豆本の内容紹介のほか、その資料として集めている東西の美人画をいろいろ紹介しています。 

国芳「山海愛度図会」という豆本

2010年08月30日 | 豆本
 

 

 タイトルは「さんかいあいたいずえ」と読むようで、バックの四角部分に風景があって、前にはさまざまな女性が描かれている。サブタイトルには地名とそこの名物・産物が書かれ もうひとつその女性のことば「・・・・( し )たい」と書かれている。たとえば例の絵では「越前・雲丹 くすぐったい」゜と「西宮・白魚 続きが見たい」というのだが、この風景産物と 女性の「・・・たい」の結びつきが私にはさっぱり理解できない。
 このての他の画の場合には、人と景はなんらかの関連があってそれを考えるのも楽しみのひとつのようなのだが、このシリーズではどれも結びつかないように思う。もしかするともともと無関係なもので、風景・名物だけ、人物は人物だけで見ればいいだけなのかもしれないが、江戸の奇才国芳がそんなことで終わらせるだろうかとも思えるのだが・・・
コメント (2)
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