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ベートーベンやゲーテの肖像で知られるシュティーラーの豆本はすでに作ってあって、今回は16ページほど増補した改訂版である。
シュティーラーには、ルードヴィッヒⅠ世お気に入りの多数の美女を王の命により描いた作品があり、現在ミュンヘンのニンヘンベルク城に美人画廊として36点展示されているということである。もはや実物を目の当たりに出来ぬ我が身を嘆かわしく思うばかり。しかも前回の拙作豆本にはその半分ほどしか収録されず中途半端で物足りない思いだったのが、全作揃ったので改訂版を作ったわけである。せめて豆本にして身近に置くことで我慢せざるを得ない。
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最初のローラ・モンテスという女性は、ルードヴィッヒが退位に追い込まれるほどの溺愛ぶりだったそうで、まさしく傾国の美女というわけである。次のヘレーネは庶民の娘だそうで、「水車小屋の乙女」という愛称でシューベルトの歌曲集のレコードジャケツトなどにも使われるようである。最後のマリアはニンヘンブルクの36人の中には含まれていないが、シュティーラー描く美人は36人に限ったわけではないというつもりで挙げたものである。