LUCRETIA,

　このルクレチアは美女にして貞女で、紀元前6世紀ローマ時代の女性である。コラティヌスという貴族の妻で、夫の留守中彼女に横恋慕した王の息子セクトゥスに凌辱を受け、夫に復讐をたくす手紙を残して短剣で自らを突いて果てた。
　このルクレチアは著名な画家が多くの作品を残していて、私の手元にも70点ほどが集まっており、その八割ぐらいは剣を胸に当てている自殺の姿、残りが王子に襲われている場面である。

　Andrea Casali　　　　　　　　　　　　　　Guido Reni　　　　　　　　　　　　　　　Titian 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　Lucas Cranach the Elder
　　　　　　

　Artemisia Gentileschi 　　　　　　　　　　　　Rembrandt　　　　　　　　　　　　　　　　　　　Peter Paul Rubens
　　　　　　　　

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