豆本三昧我褸芥(がるぁくた)ノート & 美人画あれこれ

日本の名作文芸と東西の名画の自作豆本の内容紹介のほか、その資料として集めている東西の美人画をいろいろ紹介しています。 

MUSE-Calliope

2012年08月04日 | 今日の美女
 最後のカリオペは詩の守護神で特に「叙事詩・英雄詩」を司る。ホメロスの「イリアス・オデュッセイア」はカリオペの啓示によるとされている。
 彼女はミューズの長女で特に賢くすぐれた女神とされていて神話の中でも活躍する。
 カリオペとアポロの間に生まれたのが音楽家・詩人のオルヘウスという説もある。
 通常は書板と鉄筆を手にするか、叙事詩の本と栄光の月桂樹の冠を持つとされるが、こうした典型的なカリオペを描いた作品は入手しにくい。
 上段は「オデュッセイア」などと書かれた書物をてにしたりしてそれらしいが、中段はカリオペとなってはいててもクレイオなど他の女神の名でも通りそうである。
 下段の真中がカリオペで膝に置いた書物は「オデュッセイア」で、右のチビが持っているのは月桂冠であるから間違いなかろう。左はこれも間違いなくウラニアで、星の冠と傍らの球体からはっきりしている。

 Cesare Dandini                    Giovanni Baglione
    

 Giuseppe Fagnani              Charles Meynier             Eustache Le Sueur
    

  Simon_Vouet


にほんブログ村 ハンドメイドブログ 豆本へにほんブログ村



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

プログ村

にほんブログ村 ハンドメイドブログ 豆本へにほんブログ村