ピカソを巡る女性 2 妻オルガ

　ピカソの最初の結婚相手は、ロシアのバレリーナ、オルガ・コクローヴァ　Olga Khokhlova という。
　オルガはバレエの才は無かったけれど上流社会の人間で、それまでのピカソの交際相手とは違っていたところに惹かれたのかもしれない。二人は1918年に結婚し1955年にオルガが死ぬまで続けられることになる。
　オルガは「私をモデルに描くときは私と判るように描いて」と、かのピカソに対してその描き方まで指示したといわれている。
　でも、これらの絵を見るとピカソ流に描いてもらった方がかえってよかったんじゃないかと、私は思うけど・・・
　それはとにかく、そんな口うるさい強妻オルガとの生活に嫌気がさしてくるのは当然である。

　　

　　　　

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