豆本三昧我褸芥(がるぁくた)ノート & 美人画あれこれ

日本の名作文芸と東西の名画の自作豆本の内容紹介のほか、その資料として集めている東西の美人画をいろいろ紹介しています。 

明日は母の日

2013年05月11日 | 今日の美女
 昨年同様、母と子の絵画特集。
 国芳の常盤御前についてちょいと説明。
 常盤は源義朝の側室、平治の乱で謀反人となって義朝が殺害されたので、雪の中を今若、乙若、牛若三人を連れて逃げる、絵はその様である。子どもなんかいないようにも見えるが、衣で覆われた二人の脚と胸に一人抱いているように描かれている。抱かれている赤ん坊が牛若丸、のちの源義経である。
 蛇足ながら、常盤は都中から集められた美女1000人の内予選通過の100人から入選した10人の美女の中の一番、つまりミス 平安京という大美女なのである。のちに平清盛が惚れたのはれたのということでも有名な女性である。

 喜多川歌麿                鈴木春信                歌川国芳「常盤御前三人の男児」
    

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