過日、「アリアドネとバッカス」の話の時、アリアドネに間違えられてタイトルが付けられた「アルミーダ」の絵があることにことに触れたので、今回はその「アルミーダ」と相手の「リナルド」の話である。
二人は「エルサレムの解放」という長い叙事詩に登場するのだが、イスラムに対する兌一回の十字軍の勝利をベースに展開する恋が語られている。
リナルドは十字軍の英雄であり、アルミーダはイスラム側の魔女であるから、当然敵対関係なのだが・・・
◎ 絵画は話の展開に沿っておよそ五つの場面を中心にして描かれている。
眠っているリナルドを殺そうとしたアルミーダは、リナルドに恋してしまう。
その様を剣を持ったアルミーダの手をクビド(アモール=愛)が止めている形で描いている。
Nicolas Poussin Sebastiano Conca
Gaetano Lapis Desubleo Michele
◎ 比較的新しい作品のようである。
Johann Krafft Vincent Arcilesi
◎ この二作はどちらがアルミーダか、もう一人は誰なのかが私にはわからない。
Giovanni Battista Tiepolo Tommaso De Vivo
◎ リナルドは花輪によってアルミーダの恋の虜にされてしまう。
Francesco Zugno ダービーの陶磁器人形
◎ 二人はアルミーダの支配する島で愛に溺れた生活に耽る。
Spartali Stillman Anthony van Dyck Jacques Blanchard
Carl Ferdinand Sohn Francesco Hayez
Poussin Louis Jean Francois Lagrenee
◎ リナルドを探し求めて仲間の騎士二人がやってきた。それをアルミーダの手下のニンフが誘惑しようとするが二人はのがれる。
Giovanni Battista Tiepolo Francios Lemoyne
作者不詳 Giuseppe Passeri
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