最近このおまけカードにはまってしまって、いろいろ面白いものがあものでもう少し続けたい。
◎ ドイツのマーガリンの会社のものらしい、「日本の女性の生活」というセット。
※ バン・ホーテンというココア会社の似たようなものだが、残念ながらこの二枚だけ。
◎ レオンカヴァッロの写実オペラ「パリアッチ 道化師」の六枚セット。
この作品を選んだのは私が好きなオペラということもあるが、かようなおまけカードにこの深刻なオペラが取り上げられたことに感心と驚きの気持があったからである。
テノールの泣きながら歌う「衣装をつけろ、白粉を塗れ」はテノールの、またバリトンの「プロローグ」は聴かせ所である。
物語の展開に沿って登場人物と場面とそれに合わせた台詞が楽譜とともに示されている。
まず、開幕の前に役者トニオが現れて「舞台の出来事はこの世のありのままの姿であり、演ずる役者は皆血も涙もある人間なのです」と前口上を述べる。
1 座長カニオ テノール・役名パリアッチ 村祭りにやってきた旅芝居の一行と歓迎する村人たち。
2 座員トニオ バリトン・端役のタッディオ 座長の妻ネッダに言い寄り、手ひどくはねつけられる。
3 村の若者シルビオ バリトン・ネッダの恋人 二人の逢引をトニオにそそのかされたカニオに見られる。
4 座員ペッペ テノール・二枚目役アレルッキーノ 劇中劇の逢引の場面。左上の名前はペッペの誤り。
5 妻ネッダ ソプラノ・役名コロンビーナ カニオは芝居と現実が重なって「もうパリアッチじゃない」と妻と飛び出したシルビオまで殺してしまう。
◎ ついでに、ゴールデンウィーク中の「おまけカード」のおまけとして ドイツオペラのワーグナ作品セット。
ローエングリーン タンホイザー ニーベルンゲンの指輪
彷徨えるオランダ人 パルジファル トリスタンとイゾルデ
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