江戸時代から明治にかけての女性の見た目の姿を描いた作品32点揃い。
「32」という数は 仏様の普通人とは異なる身体特徴三十二に依っている。額中央の白亳とか身体が金色とか足の裏が扁平だとか言ったことだが、それを見た様子を表す接尾語「・・・・そう」として女性の様子を描いたものである。
※ 二点目「しだらなさそう」は間違いではなく現在では「だらしなさそう」とするところである。これは「音位転換」といって、「あらたし→あたらし」「山茶花さんさか→さざんか」など他にも例がある。
なお、タイトルには一段目のように年号と身分があるが他は省略する。
うるさそう・寛政年間・処女、 しだらなさそう・寛政年間・京都芸子、 いたそう・寛政年間・女郎
あったかそう、 品がよさそう、 けむそう
つめたそう、 あつそう、 おもしろそう