国貞にはもう一組の「今様三十二相という作品もある。こちらの方が背景なども凝った作品なのだが、これも残念ながら26点しか見つからず不揃いである。
サブタイトルも、言葉の意味そのものが不明なものや意味は分っても絵との関連が不明なものとがある。そういった場合、小間絵がてがかりになるようだが、これがまたわかりにくいのである。しかし、そういうことをあれこれ考えるのが江戸の人達の楽しみでもあったようだ。
上がりがよさそう ・ 嬉しそう ・ かわいらしそう
極く暑そう 。 寒そう ・ すずしそう
辛くもなさそう ・ にき゜やかそう ・ ねむそう