今日は五節句の始め、人日 七草である。 五節句は一年の月日のうち奇数のぞろ目であるが一月だけは宮中の年頭行事との重なりからずらされているようである。若菜を摘んで粥として食すると無病息災ということになる。
最初は五節句を女性の姿で示したものだが、判別できますかな。一月と七月が分りにくいようで、七月は七夕飾りを眺めている中央後、一月は手前の三味線を持った鳥追い女。かつての正月には、獅子舞、三河萬歳、鳥追い女などの門付け芸人が年頭を賑わす風物詩であったという。
以下はすりこぎで菜を叩きながら刻む姿を描いたもの
歌麿、国貞、北斎の順で正月風景。大黒様がナニに見立てたすりこぎで娘っ子をからかってるんでしょうな。
下三点は手足の爪を切っている女たち。特に左端の豊国は「春遊娘七草」というタイトルも有り年頭の女性を描いた組物の一枚。
七草の爪切りという風習で、七草を浸した湯水に指先を入れて柔らかくした爪を切るとこれまた無病息災というわけで、水を張った容器が傍らに置かれている。
、
にほんブログ村