豆本三昧我褸芥(がるぁくた)ノート & 美人画あれこれ

日本の名作文芸と東西の名画の自作豆本の内容紹介のほか、その資料として集めている東西の美人画をいろいろ紹介しています。 

細田鳥文斎栄之 六歌仙

2024年01月19日 | 今日の美女

一昨日の英山の六歌仙は元の歌人とは無関係のようだったが、本日の栄之のは歌人名と和歌が添えられた正統的六歌仙である。

  業平 月やあらむ春は昔の春ならむ我が身ひとつは元の身にして

  小町 色見えで移らふものは世の中の人の心の花にぞ有りける

  遍照 思ひつつ寝ればや人の見へつらむ夢としりせぱ醒めざらましを

     と、七転八倒奮闘努力してなんとか読んだのだけれど、だとするとこれは小町姉さんの和歌のはず、読み間違いでしょうかね。

  

 

  喜撰「我が庵は」と康秀「吹くからに」は百人一首の歌で絵も、山道を行く女性、強風に晒される女性と関連も判りやすい。

  黒主 思ひいでて恋しきときは初雁の鳴きて渡ると人知るらめや

   絵では 五句目が「人は知らずや」となってる。  

  

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