8世紀の唐玄宗皇帝時代の人。白居易の「長恨歌」によって日本でも古くから広く知られている。
絵として描かれる貴妃は、「貴妃羞花」「貴妃酔酒」「貴妃出浴」が主なものである。
「羞花」は、気晴らしに庭を歩くと、彼女の美しさ恥じた花々や葉が萎れたほどだということで、「羞花美人」と称され、花園にある図である。「酔酒」は、約束を破って玄宗の訪れが無かったので酒を呑む姿として、酒杯を手にした姿で描かれる。「出浴」は長恨歌にもある華清宮の温泉からあがった場面である。
なお「沈魚落雁」「閉月羞花」は美人を表す熟語となっている。
蕭玉田 陳彦娥
上図左は侍女の捧げる貴妃の好んだという「茘枝・ライチー」 右は「比翼の鳥と連理の枝」
下は、日本の画家 上村松園(左)と村山直儀作品
絵として描かれる貴妃は、「貴妃羞花」「貴妃酔酒」「貴妃出浴」が主なものである。
「羞花」は、気晴らしに庭を歩くと、彼女の美しさ恥じた花々や葉が萎れたほどだということで、「羞花美人」と称され、花園にある図である。「酔酒」は、約束を破って玄宗の訪れが無かったので酒を呑む姿として、酒杯を手にした姿で描かれる。「出浴」は長恨歌にもある華清宮の温泉からあがった場面である。
なお「沈魚落雁」「閉月羞花」は美人を表す熟語となっている。
蕭玉田 陳彦娥
上図左は侍女の捧げる貴妃の好んだという「茘枝・ライチー」 右は「比翼の鳥と連理の枝」
下は、日本の画家 上村松園(左)と村山直儀作品