剣が出たので今回は弓である。
スポーツとしてのアーチェリーの絵画は数少なくなく武器として描かれてたものが多いが、それもファンタジーなどの場面として描かれたものがほとんどである。
なお、弓を持つ女性の画では月の女神アルテミス/ダイアナとして描かれたものなら数多くあり、これは別に取り上げる。
Gil Elvgren
George Petty
Andrey Shishkin Charles Edward Halle 不詳
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フェンシングも過去に取り上げているが、これらの画像は新しいはず。
Albert Vargas
George Petty
これらは歴史の参考資料ということで・・・
フェンシングはなんつったってスタイルだよね Joseph F DeMartini James Montgomery Flagg
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節分の豆撒きは3日なのに、何を寝ぼけてると思われようが、多少の弁明がないわけではない。
節分は「季節の分かれ目、最後の日」であるから、立春・立夏・立秋・立冬の前日で年四回ある。ただ旧暦では冬の節分は一年の変わり目でもあったので特に重視されてきた。理屈では冬の節分は大晦日にあたり立春と元旦が一致すれば問題ないのだが現実にはそうならない方が多い。これは太陽と月の運行の問題だからしょうがない。
今年は旧暦元旦は明後日8日、立春は一昨日4日で、古今集の歌のごとく「年の内に春は来」てしまったのである。
さて次に、古く宮中では大晦日に「追儺」という旧年の疫病神を払って新年を迎える行事があった。この別名「鬼やらひ(払い)」は徒然草にも述べられている。これが「鬼は外」と豆まきの悪鬼悪霊の厄払いをするルーツといわれている。
つまり1年の始まりを立春とするか、元日(旧暦)とするかで、年の終りの大晦日にあたる明日に厄払いの「鬼は外」をやってもあながち遅まきのボケてることにはならない。1段目の春章の画では「師走 煤取り・節分」とあって、豆撒きと大掃除が描かれ豆撒きは師走の行事だったのである。
鈴木春信 葛飾北斎 勝川春章
鳥高斎栄昌 渓斎英泉
歌川国芳
月岡芳年
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節分は「季節の分かれ目、最後の日」であるから、立春・立夏・立秋・立冬の前日で年四回ある。ただ旧暦では冬の節分は一年の変わり目でもあったので特に重視されてきた。理屈では冬の節分は大晦日にあたり立春と元旦が一致すれば問題ないのだが現実にはそうならない方が多い。これは太陽と月の運行の問題だからしょうがない。
今年は旧暦元旦は明後日8日、立春は一昨日4日で、古今集の歌のごとく「年の内に春は来」てしまったのである。
さて次に、古く宮中では大晦日に「追儺」という旧年の疫病神を払って新年を迎える行事があった。この別名「鬼やらひ(払い)」は徒然草にも述べられている。これが「鬼は外」と豆まきの悪鬼悪霊の厄払いをするルーツといわれている。
つまり1年の始まりを立春とするか、元日(旧暦)とするかで、年の終りの大晦日にあたる明日に厄払いの「鬼は外」をやってもあながち遅まきのボケてることにはならない。1段目の春章の画では「師走 煤取り・節分」とあって、豆撒きと大掃除が描かれ豆撒きは師走の行事だったのである。
鈴木春信 葛飾北斎 勝川春章
鳥高斎栄昌 渓斎英泉
歌川国芳
月岡芳年
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周延には、昨日の歴史シリーズとは別の「雪月花」シリーズがあって24作が集まっているが、これも全部かどうか定かではない。
こちらのシリーズは一般的な美人画風俗画スタイルである。
富士の雪 池面の月 上野の花
浅草寺の雪 仁和賀(夏祭)の月 花吹雪
春の雪 山家の月 弥生の花
◎ 雪月花の「花」は通常「桜の花」を指すが、このシリーズは桜以外も含めている。
桃・山吹 ? 菜の花・赤いタンポポ ? てっせん ?
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楊州・橋本周延の「雪月花」は三点セットではなくそれぞれが何点もあって、私の手元にも42点もあるが之がすべてかどうかは判らない。
歴史物語を女性と「雪月花」を絡めて描いたものである。中には女性の絡まない例外もある。
小野小町・深草少将 小督・仲国 賎の女・太田道灌
清少納言 紫式部 紀貫之の娘
常盤御前・牛若 今若 乙若 松風と村雨・行平 熊野御前
静御前・義経と弁慶 高尾太夫 俳人秋色
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歌川豊国
歌川豊国む
◎ 先述の如く「雪月花」それぞれを判定してもらいたい。
鳥居清長
◎ 歌麿が無いのはさびしいので不揃いの二点。ところがタイトルは「青楼雪月花」とあるが判別できない。
なお 歌麿には肉筆による「雪月花」の大作がありすでに登場させている。
穴埋めに栄昌の「花」
喜多川歌麿 鳥高斎栄昌
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版画の方の雪月花の揃物。
鈴木春信
下の様な「田舎源氏」を題材にした三枚続きの「雪月花」はいろいろある。
歌川豊国
◎ 雪月花は上掲のような雪見・月見・花見の場面を描くだけでなく、人物と場面が別々に描かれたものがある。
菊川英山
◎ さらに下のように、花はともかく、雪も月も表面には描かれず暗示的に示される。
寒い日の行火を石などに雪が積もった様を見立てたり、月見で一杯の盃を満月に見立てたりというわけであろう。
歌川豊国
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鈴木春信
下の様な「田舎源氏」を題材にした三枚続きの「雪月花」はいろいろある。
歌川豊国
◎ 雪月花は上掲のような雪見・月見・花見の場面を描くだけでなく、人物と場面が別々に描かれたものがある。
菊川英山
◎ さらに下のように、花はともかく、雪も月も表面には描かれず暗示的に示される。
寒い日の行火を石などに雪が積もった様を見立てたり、月見で一杯の盃を満月に見立てたりというわけであろう。
歌川豊国
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