著名人物の名は「アリストテレス」である。
概略の内容は、アリストテレスは若きころのかのアレキサンダー大王の師であったが、アレキサンダーはフィリスという女性に熱を挙げて勉強に身が入らない。それを咎められたので、フィリスが代わって復讐してあげると、色仕掛けでアリストテレスを垂らしこむ。「何でも私の言う通りにしたら・・」と言われてさすがの大哲学者もフィリスの命ずるまま馬になった。そこへ打ち合わせ通りアレキサンダーが現れ、「先生、何たることです」云々という話である。
この話もちろん実話ではないだろうが、古くから広く知られていたらしく、絵画はいうまでもなく彫刻とか建物の飾りなどにもつかわれている。
フィリスは着衣ありヌードあり、若い娘からおっかないおばさんなどいろいろで、二段目のデッサンはダ・ヴィンチのものである。四段目左のフィリスの靴には拍車までついていて画家も念のいってることである。なお、最後の絵は最初の絵の二人を模倣したものだろう。
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