作者不詳 Alexandre Cabanel 二点



Guercino Willem van Mieris Pietro Antonio Rotari



James Ward Jean-Francois Lagrenee Alexandre Jacques Chantron



Bartolomeo Passarotti


◎ Peter Paul Rubens 二点
左は「ダイアナと二人のニンフ」となっていたが、真ん中の女性はカリストではないか。
右は「Ephesus エフェソスのダイアナ」というタイトルだが、これまでと違って生身のダイアナではなく右上の神像である。


エフェソスというのは古代小アジアの一国で、アルテミス(ダイアナ)を深く信仰していたようで、その「アルテミスの神殿」は世界七不思議のひとつである。祭神のアルテミスは沢山の乳房を持った異様な姿をしているが、多分母性の象徴であり、赤子の守り神でルーベンスの作品はそれを描いたものだろう。
最期は普通のダイアナのマイセン人形。
Artemis of Ephesus




月の女神と言えばダイアナあるいはアルテミスと思うがローマ神話の古くは「ルナ」だったようだ。それが早くからダイアナにとってかわられたらしく、ルナの画像としては「七つのプラネット」としてセットになった古い版画の類ばかりである。
そのほとんどにロブスターが描かれているのだが その関連について私にはわからない。












◎ 従者に車を引かせている構図は同じだが、右の新しい方はダイアナとなっている。


※ 追補
古い版画ばかりと述べたが、それ以外の新しいところがいくつか見つかった。
Edward Burne-Jones のルナ作品三点



Karl Schweninger Sagrado femenino



Edward Burne-Jones のダイアナ


◎ Diane de Poitier
この美人 ディアーヌ・ド・ボワチェは、16世紀前半にアンリ二世の愛妾として実在したまぎれもないダイアナである。
すでに偽ダイアナにまじって登場しているが、この人の肖像画はたくさんあって、なんとなく似通っているもの、まるで別人などさまざまである。




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この美人 ディアーヌ・ド・ボワチェは、16世紀前半にアンリ二世の愛妾として実在したまぎれもないダイアナである。
すでに偽ダイアナにまじって登場しているが、この人の肖像画はたくさんあって、なんとなく似通っているもの、まるで別人などさまざまである。













何世紀も前から西欧の貴婦人達の肖像画に、神話中の女神に扮した姿で描かれているものが多く見られる。
本人の希望なのか 画家の方から願ったものかわからないが、日本人としてなんともなじみにくい。
それなりの美人ならまだしも、「よく厚かましくも・・・・」と画家の苦心が思いやられるような作品だとなおさらである。
それはともかくとしてその人気のナンバーワンはダイアナである。
今手元に50作品近くが集まっているまぎれもない「本物の偽ダイアナ」から、何点かを・・・
なお作品のほとんどは「何の誰それ as Diane」となっているが、作者名とともに省略する。










テーバイの王妃ニオペは我の強い女で、特に七人の王子と七人の王女の母であることを自慢し、アポロとダイアナの母ラトナより上だと自惚れていた。テーパイの人々がラトナとその二人の子供を祭る祈りの場に現れて、愚かしい祭はやめよと命じ祭を中断させてしまう(最初の絵)。
ラトナは怒りアポロとダイアナに処罰を任せる。
アポロとダイアナはテーバイの町にやってきて広場にいた息子達を射殺す。それでもニオベは「まだ七人の王女が居る」と我を張り通すが娘達も次々に死んでいくとさすがに恐れて「最後の末娘をかばいながら「せめてこの子だけは助けて」と願うがそれもゆるされず全部死んでしまう。王もこの様に絶望して自殺してしまう。すべてを失い後悔と悲嘆にくれるニオペはついに岩になっしまうが、その涙は今も流れ続いている。

Benardino Cesari Tiara Brown フランス古画

Tobias Verhaecht Pierre Charles Jombert

Tintoretto

Johan Konig Jacques-Louis David

不詳 Abraham Bloemaert

Charles Dauphin


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ラトナは怒りアポロとダイアナに処罰を任せる。
アポロとダイアナはテーバイの町にやってきて広場にいた息子達を射殺す。それでもニオベは「まだ七人の王女が居る」と我を張り通すが娘達も次々に死んでいくとさすがに恐れて「最後の末娘をかばいながら「せめてこの子だけは助けて」と願うがそれもゆるされず全部死んでしまう。王もこの様に絶望して自殺してしまう。すべてを失い後悔と悲嘆にくれるニオペはついに岩になっしまうが、その涙は今も流れ続いている。


Benardino Cesari Tiara Brown フランス古画



Tobias Verhaecht Pierre Charles Jombert


Tintoretto

Johan Konig Jacques-Louis David


不詳 Abraham Bloemaert


Charles Dauphin





ラトナ(ギリシヤ名レト)はダイアナとアポロの母である。
彼女もジュピターに愛された故に、ジュノーの激しい嫉妬のため、辛い思いをせねばならなかった。
ジュノーはラトナの産む子供が神々の中で最も輝かしい存在になることを知っていたので、なんとかして産ませないようにと画策する・
そのためにラトナは各地を逃げ歩き、ジュピターの助けでやっと双子の子供を出産するがその後も放浪せざるを得なかった。
或る時リュキアという地にたどりついて、池の水を飲もうとすると、近くで作業していた里人が呑ませないように妨害し、さらにはわざと水を濁らせて泥水にしたので、怒ったラトナは天に向かって里人の非道を訴えると、里人たちは蛙に変じてしまう。
下は、このあたりの話を絵画にしたものである。
William Henry


Marcantonio Franceschini Giulio Romano


Merry Joseph Blondel David Teniers


Tintoretto

Jan Brueghel the Younger Francois Lemoyne


David Teniers the Younger Francesco Albani


Francesco Trevisani


昨日の続きで、ダイアナがカリストを責める絵画。
Tiziano Vecellio Johann König (Kreis)


Hans Rottenhammer Sebastiono Ricci


Andrea Schiavone

Jan van_Haensbergen Hendrick Bloemaert


Filippo Lauri Kaspar Jacob van Opstal


Pietro Liberi Lattanzio Querena 背景が異なる作品


※ 意味のわかりにくい作品。
1 他のほとんどの作品は、ダイアナがカリストを指差して着衣を脱がせるような場面を描いているのに対してドッシの作品は上を指差してどういうことを言っているのだろうか。
2 ダイアナはカリストではなく外の方を指差して「ここから追い出せ」と命じているようである。
人間のまま追放した筋書きもあるのでこれは理解できるが、左側の赤い服の人物は誰だろうか。
これは他のニンフと違って肌の色などから男のようである。最初この絵を目にした時は、裸女集団に迷い込んだ既述のアクタイオンかと思ったのだが、ニンフの腕を掴んでいるのが分らない。画面右下に着衣の女が犬の世話をしているが、格下の下男下女の類かとも考えられるが。男子禁制のこの場に下男が入り込めるはずがないし、絵画の構図からしてもダイアナと対峙した重要な位置におかれているのも解せない。
ということで、この人物は何者なのか意味が分らないままである。
1 Dosso Dossi 2 Gaetano Gandolfi



ダイアナで始まったのに話はカリストに移り肝心のヒロインが居なくなってしまったようだが、この話には幾通りかのバージョンがある。
例えばカリストの最期にしても、前回のように成長した息子に殺されそうになるのではなく、ジュノーが狩りをするダイアナの通り道に追いやってダイアナに殺させるという筋もある。ただこれの絵画は見つけられなかった。
◎ 今回は本物のダイアナとカリストの描かれた話の方である。
アルカディアの美しい王女カリストは色恋に無関心でダイアナに処女の誓いをたてダイアナに従い狩りの毎日であった。
しかし偽ダイアナに化けて近付いたジュピターの子を身籠ってしまう。
狩りの後の水浴の時に、誓いを破って妊娠した事実がダイアナに知られて怒りを買う。絵画ではこの叱責・糾弾される場面がルーベンス始め多くの画家により描かれている。
カリストはこの後ダイアナにより熊にされてしまうという話と、人間のまま追放され子供アルカスを出産後にジュノーにより熊にされるという話がある。
Paul Bril


Gaston Casimir Saint-Pierre

Jacob Jordaens

Palma Vecchio

Peter Paul Rubens

Francois Le Moyne

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例えばカリストの最期にしても、前回のように成長した息子に殺されそうになるのではなく、ジュノーが狩りをするダイアナの通り道に追いやってダイアナに殺させるという筋もある。ただこれの絵画は見つけられなかった。
◎ 今回は本物のダイアナとカリストの描かれた話の方である。
アルカディアの美しい王女カリストは色恋に無関心でダイアナに処女の誓いをたてダイアナに従い狩りの毎日であった。
しかし偽ダイアナに化けて近付いたジュピターの子を身籠ってしまう。
狩りの後の水浴の時に、誓いを破って妊娠した事実がダイアナに知られて怒りを買う。絵画ではこの叱責・糾弾される場面がルーベンス始め多くの画家により描かれている。
カリストはこの後ダイアナにより熊にされてしまうという話と、人間のまま追放され子供アルカスを出産後にジュノーにより熊にされるという話がある。
Paul Bril




Gaston Casimir Saint-Pierre

Jacob Jordaens


Palma Vecchio

Peter Paul Rubens

Francois Le Moyne

