◎ ヴィーナスの懸念が的中して、アドニスは巨大な猪を仕留め損ない、猪の反撃を受けて命を失ってしまう。
驚き嘆く女神のこの場面も多くの作品がある。
Jacopo_Zanguidi_Bertoia Gemalde von Guercino Peter Paul Rubens
Luca Gioldano 二点 右の絵に逃げていく猪が描かれている
Peter Paul Rubens
Nicolas Mignard Alessandro Turchi
Francisco de Goya Jean-Faur Courrege
16世紀の作品 Jakob van Loo
Benjamin West Maerten de Vos
Domenico Zampiero
Bartholomeus Breenbergh Stephen McKenna
◎ 神酒を注ぐ女神 右はアネモネの花が咲いている。
Nicolas Poussin Marcantonio Franceschini
◎ アドニスは王子なのだが、その誕生にあたって別の物語がある。
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驚き嘆く女神のこの場面も多くの作品がある。
Jacopo_Zanguidi_Bertoia Gemalde von Guercino Peter Paul Rubens
Luca Gioldano 二点 右の絵に逃げていく猪が描かれている
Peter Paul Rubens
Nicolas Mignard Alessandro Turchi
Francisco de Goya Jean-Faur Courrege
16世紀の作品 Jakob van Loo
Benjamin West Maerten de Vos
Domenico Zampiero
Bartholomeus Breenbergh Stephen McKenna
◎ 神酒を注ぐ女神 右はアネモネの花が咲いている。
Nicolas Poussin Marcantonio Franceschini
◎ アドニスは王子なのだが、その誕生にあたって別の物語がある。
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猛獣狩りに行こうとするアドニスと引き留めようとするヴィーナス、この場面を描いた作品は多数有り、中でもティティアンとルーベンスの作品は著名である。
そのティティアンの作品といっても注意してみると何種類かあって違いがあるのである。
版画が別人の手に依るのは当然だが、油絵の方にも違いがある。
下二点は、一見同じようだが子細に観るとかなり違う。アドニスの顔なども違うのだが一番はっきりと誰でもすぐに分るのはアドニスの槍を持った方の右手肩に衣服がかかっているのと無い部分である。最近二つの絵の違いを見つけるパズルがあって、脳の訓練にもなるそうなのでこのアドニスの絵でもやってみては如何。
Peter Paul Rubens 二点
Filippo Laur Piotr Ivanovich Sokolov
Paolo Veronese Anthony van Dyck
Francois Lemoyne Abraham Bloemaert
Hendrick de Clerck, Flemish Jan Mytens Bartholomeus Spranger
Amigoni Frans Wouters
Bryson Burroughs
Bob Kessel Paul Cadmus アドニスの手にするものに注意
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アドニスにしても始めのうちは女神との睦み合い好ましく思っていたろうし女神とともに小動物の狩りも楽しんだかもしれないが、狩りの好きな若者がそれだけでは満足出来るはずもない。だから大きな獲物の狩りを戒める女神の言葉も耳に入らなくなる。
二人の姿を描いた沢山の絵もよくみるとアドニスのそうした心理の違いが描き分けられている。
Nasza Galeria Sztuki Johann Liss
Luca Giordano 二点 狩りで痛めたヴーナス足を見るアドニス
Nicolas Poussin Hendrik Goltzius
Claudio Francesco Beaumont
Paolo Veronese Benjamin West
Jacques Ignatius Roore Charles-Alphonse Dufresnoy
Paolo Veronese
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Joseph Natoire 二点
Bartholomeus Spranger Jan Boeckhorst
Sebastiano Ricci Hendrick Goltzius
Paolo Veronese Cornelisz Cornelis
Abraham Janssens Jan Hermansz. Van Bijlert
John William Waterhouse
Pierre Narcisse Guerin Frans Wouters
Joachim Wtewael
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クピド達が 眠っているヴーナスのところにアドニスを連れてくる最初の場面だと思うのだが。
三段目のブーシェの絵はクピドの矢が女神の胸に刺さる直前の絵だろうか。
Francesco Albani Johann Zoffany
Jacopo Amigoni 二点
Francois Boucher
Cornelis van Poelenburg Joachim Wtewael Narcisse Diaz de la Pena
Nicolas Poussin Jean Francois de Troy
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或る日ヴィーナスは、あやまってクピドの矢で胸を傷付けられてしまった。傷の癒えない時に見かけたアドニスに迷ってしまう。
アドニスは狩りの大好きな美青年である。女神はアドニスの後を追って森を走り回り、自分も兎や鹿のような動物の狩りを楽しんだ。
しかし、獰猛な獣には手を出さず、アドニスに対しても危険な動物の狩りはしないように戒めた。狩り好きのアドニスはそれでは物足らず女神を振り切って出ていってしまう。そして見つけた巨大な猪に槍を投げるが狙いどころが外れて猪の反撃に遭い、倒されてしまう。ヴィーナスが白鳥に挽かせた二輪車で駆けつけるが、見つけたのは息絶えたアドニスの亡骸であった。嘆き悲しんだ女神がアドニスの血の上に神酒を撒くとそこから草花が生えて赤い花をつけたが、その花の名は「アネモネ」という。
以上とは異なる内容の物語もあるが、絵画としては女神とアドニスの愛の語らいの場面、女神の制止を振り切る場面、死んだアドニスに驚き悲しむ場面という三つの場面はどれでも当てはまるようである。
◎ 下の絵は「ヴィーナスとアドニス」の一連の絵画の中では珍しいもので 女神ダイアナ(中央)がニンフと登場している。
これは狩猟の神でもあるダイアナが、自分の狩り場を荒らすアドニスすの引き渡しを要求しているのに対し、左手のヴィーナスがクピドとをとアドニスを変身させたクピド二人を見せて断っているという場面のようである。
◎ 下は狩りに出るアドニスを引きとめている絵なのだが、左手奥を見てもらうと雲の上のヴィーナス、地上に倒れたアドニス、逃げる猪が描かれている。このように時間的に異なる複数場面を同一画面に描く技法は過去にも何度か登場している。
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映画雑誌などの表紙に描かれた女優達。
Marion Davies Greta Garbo Helen Jepson
Billie Dove Joan Crawford Loretta Young
Carole Lombard Claudette Colbert Madeleine Carroll
Constance Bennett Jeanette MacDonald Merle Oberon
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西風とフローラの絵を多く描いている画家に Jacopo Amigoni という人がいる。
◎ 下左端もアミゴーニの作でフローラの絵となっていたものもあるが、これは誤りで「ヴィーナスとアドニス」の画である。
確かに紛らわしいのだが一般にフローラの絵は花が多く描かれる。ヴィーナスの方は花ではなく狩猟の好きなアドニスのため足元に弓矢とか槍とか猟犬が添えられる。次のカウフマンもフローラではない。このヴィナスとアドニスは後日纏めるつもりである。
最後の絵は、花も描かれておりフローラと西風の絵のようにもみえるが、これはマリアに大天使ガブリエルが「受胎告知」する作品である。
これも紛らわしいのだが、決め手は「白百合の花」しか描かれていないことである。白百合は「純潔」のマリアの象徴とされている。
Jacopo Amigoni Angelica Kauffman George Hillyard Swinstead
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今日は復活祭とか。
クリスマスをはじめとし、バレンタインデーだ、ハローインだとか西洋の行事を真似したがる軽薄な日本人がイースターはあまり騒がない。
たぶん復活祭は年ごとに日付が異なることと、この時期、日本人は「お花見」の方に関心が向いているからではなかろうか。
それはともかく、キリストが復活して、マグダラのマリアにいった言葉が「Noli me tangere 私に触れるな」だとされる。
この場面を描いた絵画は沢山あって昨年かなり紹介しているのでことしはあっさりということに。
Federico Fiori Barocci Bartholomeus Spranger Fede Galizia
Dosso Dossi Giovanni Battista Caracciolo
Fra Angelico Martin Schongauer rancesco Solimena
Peter Rubens
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クリスマスをはじめとし、バレンタインデーだ、ハローインだとか西洋の行事を真似したがる軽薄な日本人がイースターはあまり騒がない。
たぶん復活祭は年ごとに日付が異なることと、この時期、日本人は「お花見」の方に関心が向いているからではなかろうか。
それはともかく、キリストが復活して、マグダラのマリアにいった言葉が「Noli me tangere 私に触れるな」だとされる。
この場面を描いた絵画は沢山あって昨年かなり紹介しているのでことしはあっさりということに。
Federico Fiori Barocci Bartholomeus Spranger Fede Galizia
Dosso Dossi Giovanni Battista Caracciolo
Fra Angelico Martin Schongauer rancesco Solimena
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