下町のパンを食べてみませんか?

千住、緑町ゆうやけ通り下町のパン屋パレット

高山病

2009-08-14 21:53:54 | 夢見るお年頃

僕の呼吸は浅くなり
汗が嘘みたいに噴出して
身体が凄~くダルクなり
動けなくなりました。
休むと身体は一気に冷え始め
重いリックと接してた背中の汗はミルミル冷えて
冷たくなったんです。
目を閉じると心地よい睡魔に襲われて
このまま眠ったらどんなに気持ちがいいだろう ・ ・ ・
なんて思い始めるんです。

持ち込んだダイムやスペシャルな柔らかいチョコを
クチに放り込み水分補給。
酸素摂取が足りない血液はドロドロになるそうで
水分補給でドロドロを少しでも解消しようと考えたんです。
ついでにエネルギー補給。

そうして登り続けて数時間が経過して
やっとのことで七合目!
見知らぬグループ引率して登ってきたガイドさんに
僕の宿泊予定先を尋ねると「アソコに見える右です」
ええ~~~~
あんな上かいな!!!
辺りは暗くなって空には沢山の星が出始めて ・ ・ ・
ツイに僕は決意して七合目の山小屋で
600円のカップラーメン摂取。
おまけに400円のホットココアも食後に飲んだ。

七合目で出会ったグループが登り初めて単独登山者がグループに続き
その後に僕も懐中電灯首にぶら下げて点灯し続く。
両手が自由になるヘッドライトは晴れてれば良いのですが
ガスッテいると車と同じで光が反射して使いモノにならないと
あるガイドさんが言ってました。
首に提げると目前の岩の影が見え立体感を感じるから
夜道には有効なんだそうです。
登りながら休憩を取ってたら再び闇の中に僕一人になった。
登りの人達が居なくなる時間帯らしく上にも下にも
小さく動く灯りが一つも見えなくなりました。
見上げれば満天の星。

めちゃイケの撮影を思い出すと
僕の限界を超えていたように思います。
あの頃に比べれば
3000米を越えた山中の闇夜で一人ボッチなんて
ソレほどでもありませんし僕が登山ルートを間違えていなければ
眠ってしまったとしても後続の誰かに発見されて
死には至らないだろう なんて考えたんです。

もう上なんて見ませんでした。
目の前の石や壁を見て 片手にストック片手に石壁を触りながら
一歩ずつ登り続けました。
長野の善光寺の地下に「階段めぐり」だったかの暗闇を
歩いた経験がありますが あの時との違いは
人の気配を感じなかった事です。

時刻は22時(午後10時)
やっとドコモの携帯が鳴りました。
「今ドコですか?」って添乗員さんからでした。
遅~い!!!!
だって僕はその時 宿まで10メーターの距離に到達してたんです。
登り始めて6時間で到着は決して無理なペースじゃないと思いますが
僕は10時間ほぼ単独で登ってたなんて自分でも気が付きませんでした。

出発前にネットで申し込んだ携帯に登山企画会社から
何度か電話でやり取りしたにもかかわらず
添乗員は僕の携帯が分からずに僕の自宅に
しかも夜の10時近くに「僕が富士山で行方不明に ・ ・ ・ 」なんて
言ってから僕の携帯番号を聞いたもんだから
家に居合わせた僕の家族は大パニック!!!!
僕は添乗員は当然番号を知っていると思っていたので
「家に番号聞いたので心配してると思います」にビックリ。
おかげで僕の登山は最初が最後になりました。

山小屋での仮眠で酸素濃度に身体が適応して
目覚めると僕はスッキリ。
呼吸も動きも正常。
山の上は雲の中で何も見えない状態で視界は10メートルそこそこ。
でも僕が見に行ったのは夜景で ご来光じゃありませんでしたから
ヨシです。登る事と ご来光とは本来僕にとっては無関係です。
自分の限界超して頑張るなんて
何かをアテにして出来るもんじゃありませんもんね。

 

視界の悪い中でも体調は良く
昨日とは打って変わって別人状態。

 

 

ところが「好事魔多し」のように絶好調に近い僕は
疲れを知らずハイペースで下山してたんです。
下り坂は膝を使ってカカトから踏み出しつま先に負担をかけず
時に靴のサイドエッジを使って転倒なし。
なのに
道を間違えた!!!

 

人気のない吉田口を下ってしまいメチャメチャ早い人に
追い付かれココはドコか聞いたんです。
僕が下りたいのはスバルラインと話すと
「登って戻るよりココを一旦下ってからのが早いから ・ ・ ・ 」
下ってる途中で「イワレは知らないけど六角堂 ・ ・ ・ 」
山で出会った天狗さんとは下って別れ一人旅?
宿と違ってバスは時間に遅れたら出てしまいますから
必死にモヤの中の山道を歩いたんです。
何箇所かの分岐点もありましたが運良くスバルラインへ続く道に
出られました。
昨日持ち込んだ水分2リッターは飲み干して
山小屋で買った1本500円のポカリスエットと水も下りで
飲み干してましたので五合目に着いて上で500円だった
コーラを200円で買いフタを開けたら気圧?で噴出しました。
そういえば今朝も山小屋でカップヌードル、五合目で焼きソバと
コーラ。
先日多くの経験不足の登山者がガイドが居たにもかかわらず
命を落とされたニュースを知ってましたから
自分の無謀さと運の強さに感謝して
登山禁止を受け入れました。 

ガイド、添乗員付き初心者向きコース ・ ・ ・ 
だとしても
登山に油断は禁物です。
五合目から標高3400米の山小屋まで後半暗闇の中
ほぼ10時間単独で登った初心者の僕が言うのもナンですが
限界超えた最後に自分を守るのは気力です。
でも、そんな苦境に陥らないのが普通です。

近頃 山を遠ざかってる大将へ贈る言葉。

舐めなさい!

危ないと思ったら山や自然でなくチョコでも飴でも舐めなさい。

 

途中事故渋滞が有ったものの夕方には新宿へ戻れました。
山にゴミは一つも置いてこなかった。
もちろん思い出以外に何も持ち帰りませんでした。
富士登山の経験者は言葉少なの僕のブログの途中で僕がドコに
行ったのか分かったと思いますが
登山者に付物の下山後の風呂はコースに温泉もセット
されていたんです。
風呂を経験してみてナルホドでした。
二種類の携帯電源充電用バッテリーも持参したんですが下山の
五合目付近で画像撮り貯めていたSB携帯のバッテリーは切れました。
ドコモでも撮りましたが使い方がイマイチ分かりませんでしたので
データ取り出しはこれからです。

更新が少ないと心配してくれた台場の Kちゃん、そんな訳です。

そうそう僕の家族の全員が夜遅い電話に僕は山で遭難して亡くなったと
思ったそうで長男の嫁さんはトナカイやお嬢との同居も考えてくれたそうです。
僕に何かあっても安心です。


富士登山

2009-08-14 21:21:21 | 夢見るお年頃

少し上ると呼吸が浅くなり汗が噴出し
ダルさ百倍。

 傾斜角度はケッコウなモンです。

 

何となくクロスのような影が映ってるのに我ながらビックリ。

僕は休憩中にグループとハグレてしまいました。
初日の仮眠予定宿は本八合目と書いてあったのですが
本八合目は僕の想像を絶する高度に在って
ナンデそんなに高い処へ初心者を上げるのか
一人で登り始めてから疑問を持ちました。
そりゃ頂上まで300メートルたらずの場所からなら
登頂の成功率は高くなるに決まってるけどさ ・ ・ ・
一応参加者のグループには二種類あって
先頭に山岳ガイドと参加者の最後尾に添乗員がつく初心者クラスと
往復のバス、宿舎、温泉が予約され
それ以外は自由行動の経験者クラス。

七合目付近でハグレてから僕は経験者同様に
単独の登山となってしまったんです。
最初の説明で宿舎に午後6時頃には着きたい ・ ・ ・
長く遠いと感じたんですが ・ ・ ・
いろんなグループをペースメーカーにして登っては
休むを自分のペースで繰り返しました。

過去の実績を尊重してココは大将のお言葉を
思い出したんです。


日本の一番高い場所

2009-08-14 20:54:47 | 夢見るお年頃

高い処からの夜景を学生時代にいてたバイトとは
全く違う気持ちでイツの日か見てみたいと
思い続けてウン十年が過ぎてしまったけれど
昨年の飛騨高山の「みたらし団子」に続き
僕の「いつかシリーズ」は
今年は「高い処からの夜景」に
日本一高い富士山を選んでみました。
我ながら執念深くクドイと思ってるんですが
思いついたら命懸け ・ ・ ・ 
(今回は自分の安易な心構えから本当に命懸けになりました)

 

京成線で日暮里から新宿へ到着。

 

前日徹夜になってしまったんですが
新宿からスバルラインへのバスの中で仮眠できるから
大丈夫?だろうなんてタカをくくっていたんです。

 

馬や馬車なんかも想像以上に高い処まで行くのでビックリしました。

 

この辺までは僕もそれなりに異常は感じなかったんです。

雲の上の高度に達した頃から
呼吸が浅くなり汗が出始め足が上りにくくなったんです。


景色は白く

2009-08-14 09:11:29 | 携帯更新
登りの昨日に続き今日の下りも単独となりました。
雲の中から長時間出られませんが眼下を観たいと望む気持ちもありませんから砂ボコリがたたないだけでもヨシです。