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PAP-JAPAN代表、川井眞理のお仕事(以外もてんこ盛り)日誌

中高年ウォッチングあれこれ

2006-08-23 | シニア情報
ホントはもう少し細かい年齢刻みが要るのですが、少々大雑把な括りでお許しを。

先日、84歳の妻が権威主義的な80歳夫を殺したという新聞記事についてコメントしましたが、その後、妻は殺害動機について「短い余生を夫から解放されたかった」と漏らしたようです。

これまでの平均的日本人夫婦は、妻が夫よりも5歳ほど年下なのが一般的でした。
この場合、平均寿命で単純計算すると妻が10年ぐらい(実際はもっと長く)後家暮らしをすることになりますが、特に寂しさを感じるといったことは例外を除いてはなかったようです。

元々カップルで行動する習慣のない日本では、中高年女性は(日常生活の延長になってしまう)世話が必要で小うるさい夫と一緒に行動するよりは、仲間と遊ぶことを好むことが多く、夫がいなくなることで自由度が増すケースが多いのです。

まだ夫が生きている妻は仲間から「まだですってよ」と哀れまれ、解放された女性は最初のうちこそ落ち込むものの、そのうち生き生きするというのが常でした。

察するに事件を起こした妻の場合、夫が年下で、しかも病弱というのが不満を爆発させる遠因になったのでしょうか。
人様のことを言える立場にありませんが、゛老後゛が長くなるとごまかしはきかず、夫婦共に相手とどのように暮らすかを問われる時代になったとも言えます。

(画像は懐かしオヤツの手作りカスタードプリンです)