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PAP-JAPAN代表、川井眞理のお仕事(以外もてんこ盛り)日誌

獰猛な稚魚たち

2006-10-10 | 熱帯魚
先週生まれたプラティの稚魚が全員無事に゛生後1週間゛迎え、「だいぶ大きくなったな」と喜んでいたら、急に今日になって死者続出!です。
現時点で既に6匹。
さらに明朝には骸になっていそうなのが既に5匹ほどもいます。

今まで沢山のプラティの稚魚を育ててきましたが、こんなことは初めてです。
最初、水質が悪いのか(昨日4分の1ほど換え、スポンジの掃除もしたばかりなのに)と焦ったのですが、稚魚のいるプラケを見ていて妙なことに気づきました。

水面に浮き上がる力のある仔は良し。
そうでない仔はプラケの底に大も小も入り乱れてたまり、お互い飛び上がりながらつつき合いをしています。
(エサは毎日1回上等のブラインシュリンプをちゃんと与えています、念のため)

大きいサイズが勝つとは限らず、運動能力に乏しく底にじーっといる仔はたちまち他の稚魚たちの攻撃の的になります。
たかが4,5ミリサイズの稚魚の(歯のない)口で攻撃されても痛くも痒くもなさそうですが、同サイズの稚魚にとっては到底そんなレベルではないようです。

ちょっとつつかれるとかなりダメージが大きいよう。
つつかれて少し浮きあがったあと、やがて底に横たわる仔を見ました。
ここまでいくと、「死」まであとわずか。

赤プラティはそんなことはなかったのに、今度のオレンジ色プラティは、稚魚が活発になってくる1週間目ぐらいから皆で弱い仔いじめをして死なせてしまうようです。
何ゆえ?

生存のための「選ばれたものしか生き残れない」強烈なサバイバル・ゲームなのでしょうか?
真相は藪の中ですが、一見可愛らしく見えた魚の、獰猛な゛野生゛をかいま見た思いがしました。
(しかしこのペースでいくと30匹が全滅してしまう可能性だってありそうです)