タイトルにあるようにわたしのことではないんですが、息子が昨年の夏フランスのエマウス活動に参加してきたので、そのことを忘れないうちにUPしておこうと思います。
まずエマウス活動がどういうものか…ということに関しては、こちらの方のブログがかなり参考になるので読んでもらえるといいと思いますが、簡単にいうと今は亡きフランスのピエール神父が路上生活者や生活困窮者の支援のために設立した団体です。
「周りの人が幸福でない限り、自分は幸福になれない、それだけのことです」
ピエール神父のこの言葉が、一番エマウス活動が設立された意味をよく表していると思います。
エマウス活動というのは、路上生活者とボランティアが各家庭の不要なものを回収し、それを修理できるものは修理して販売する…というサイクルになっています。
日本との違いは、リサイクル業が社会福祉事業として定着しているということでしょうか。
夏の指定された期間、世界中からフランス内各地にあるエマウスにボランティアが集まってきます。
場所も活動もそれぞれ特徴があり、自分が行きたいと思っている場所と活動内容、そして参加できる日程(最低2週間以上)を伝えて了承を得るようにしています。
人気が高い場所もあり、希望通りに行かず第3希望の地での活動になることもあるようです。
息子は人気があるような場所ではなかったようですが、初めてのことだったので比べる対象がないぶん問題はなかったと言っていました。
パリから電車で1時間程度で現地に行ける場所。
息子がいったエマウスでは個室が与えられ、食事も用意されます。
さて、活動内容ですが、初めに書いたように各家庭から不要のものをトラックでもらいにいき、それをエマウスに持ってきて整理、または技術ボランティアさんが家具や電化製品などを修理して販売をします。
雑然としている本棚。
それを整理して、なんとか販売できるまでに。
石も売れる?
なんかステキ
アンティークショップみたい
こんな感じで週3回水、金、土曜日に販売。思わぬ掘り出し物もいくつかありそう。
こうやって販売し得た収入は、そこで働く路上生活者の生活資金となり、貯蓄し自立していくひともいます。