4月21日(土)
前日の雨が心配されましたが、晴れとはいえないまでも暑くもなく寒くもなくという曇の天気。
早速蔵開放時にのみ販売される新酒を購入すべく、保見駅で友人たちと待ち合わせて浦野酒造さんの酒蔵開放に出かけて行きました。
四郷駅で降り立ち、みんなでテクテクと。駅から蔵までそう遠くなく、意外と歩くのが気持ち良いです。
あっ、看板が見えてきました!
たくさんのひとが吸い込まれていくように受付の方に入っていきます。
受付を済ませ、酒蔵見学です。普段は一般のひとは立ち入ることができない場所。
米を蒸すのも、昔は薪、炭、灯油、と今はガスで行っているとのこと。
酒蔵の中にお酒づくりについてのパネル展示がしてありましたが、できれば冊子としてちょっとほしい気持ちになってしまいました。
さて、この酒蔵を出ると試飲ができる場所がありましたが、その前に仕込み水が目についたので、そちらをまずは飲んでみました。
「伏流水は猿投山に降った雨が約100年のときをかけて育まれたとてもやわらかいお水です。」と説明書きがありました。確かに飲んでみるととてもやわらかいし、それにのっぺらとした感じではなくちゃんとミネラル含まれてるっていうかクセのないバランスの良さがあるかなという気がしました。
この水を飲んだあと、さっそく6種類のお酒を少し飲んでみました。
蔵開放限定酒の“山さくら”に“夢さくら”、 “大吟醸”、“純米吟醸”、“山田錦純米酒”、“夢ゆたか”。
香り豊かに口の中に広がるものや、サラッとした飲みやすさのなかに、ほんのりとした甘味を感じさせるもの…
友人と話していましたが、日本酒って比べて飲んでみるとあらためてこんなに違いあるというのがわかるからいいね、と。それと、名古屋から参加してくれたHくんが、ここのお酒は悪酔いということがないからいいですね、とも。
たくさんのひとが訪れてました。
日本酒の魅力をこの機会で大いに感じてもらえるとよいのですが。
そういえば、初めてこちらの蔵に訪れたという、以前ボランティアの役員を一緒にやっていた方と偶然あったのですが、つい話し込んでいたらここのセールスマンみたいだね、と笑って言われてしまいました
100年桜は、さすがにあと少しの花で終わろうとしていましたが、時折吹く風に舞う桜のはなびらがきれいでした
味よくしみてて美味しい!
そして、こちら↓のあさりの佃煮がなんとも日本酒にあっていて、うま~い♪とつい顔もほころんでしまいました。
辛そうにみえますがそんなことないです
良い気分になりながら、今年は酒蔵内でチェロの演奏があったので、素敵な音色を聴かせてもらいました。
蔵内でなかなかいい雰囲気
クラシック音楽がどのようにお酒に影響を与えるのか、ちょっと楽しみですね
日本酒に料理、そして音楽と酒蔵開放を十二分に満喫したあと、家へのお土産に酒蔵酒まんじゅうに日本酒を買い込みリュックに背負って今度は家まで歩いて帰宅いたしました。
旧飯田街道
家まではおよそ5km。途中で道をちょっと間違え長善寺さんに寄り、珍しい天女?と思われる瓦を見ることができたり、弘法さんのときにふるまったお菓子までいただいちゃいました。ありがとうございます。
自分が住んでいる町内でも知らないところがあるというのに、小学校区となるともっとですね。
それはさてより、5kmを短いと感じるか長いと感じるかですが、さすがに肩に食い込んでくる酒の重みに人生の重さを重ね合わせ、なんてことはないんですが、とにかく肩が気になって気になって。時折リュックを下して掛け替えたりしながら歩いていきました。
さぁ、やっと家に着いたぁ!と思ったら、家人たちは母を連れて買い物に出かけてしまった模様で、家の鍵を持っていないわたしはひとり外のベンチで1時間ほどぼぉ~として過ごすこととなりました。ですが、これがかえって体を癒すのによかったのかもしれません。とはいえ、もし寒かったらそんなことは言ってられなかったでしょうけどね。
目玉親父じゃないです
ほんのりお酒の香がする皮にほどよい甘さのこしあんが包まれた御饅頭。あ~疲れた体に最高!