先日はわたしひとり自転車で無量寿寺まで出掛けたのですが、カキツバタの見ごろが過ぎないように今回は母を連れて行くことにしました。
実は前日まで車でいくかどうしようかちょっと迷っていました。
知立の八ッ橋カキツバタ園・無量寿寺までの道はちょっと狭いということが自転車で行ってわかっているだけに、運転にあまり自信がないわたしにとって混雑して車がすれ違うことになると大変かも…と予想していただけに車で行くことに関して気がのりませんでした。
じゃあ、電車だとどんな具合だろう?と調べてみたら、自分が思った以上に便利がいいというか時間がかからないというか。
ということで、浄水駅に車を停めて電車で行くことにしました。
母は身障手帳第1種を持っていて、介護者付(わたし)になるので運賃が5割引きとなります。要するに小人運賃ということになるわけですが、毎度のことながらチケットの購入に関しては戸惑うことが多いです。
チケット販売機にマークがついていても機能してないので窓口で購入してくださいということがあったり、小児運賃で購入してくださいとか、鉄道によって変わってくるのでわけがわからないのです。
今回は小児運賃でふたり分購入して、窓口で手帳をみせて確認してもらいました。
すると、車イスだったため職員さんが親切に電車とホームとの隙間があるからということで、スロープを用意してくれました。
電車が来るのを待つ母
エレベータを降りてすぐのところで電車を待つ間、駅員さんに車イスで乗車するには何両目だといいですか?と尋ねると特に指定はないと言われましたが、介助者がついておらず電動車イスを利用しているひとには、ホームの柱が乗降に妨げになることがあるので指定させてもらっているという話をされていました。
無事電車に乗り込み、豊田市駅で三河線の知立行きに乗り換えだったんですが、ホームで駅員さんが待っていてくれ乗り換えも手伝ってくれました。しかも!!なんと三河八橋駅まで一緒に行ってくれたのです。どうも三河八橋駅が無人のためスロープの用意ができないということで心配してくださったんでしょうね。ありがとうございます
わたしも初めて行く駅なので、ちょうどよかったにはよかったですが、なんだかかえって申し訳ない気がしてしまいました。
三河八橋駅は2年前にバリアフリー化されたようで、電車とホームのすき間もそれほど空いていないし、エレベータもあるし、身障用トイレもちゃんと設置されていて駅としては問題ないと思いました。
さて、駅から無量寿寺までですが、歩いて7~8分で行けてしまいます。
記念撮影
この日はミスかきつばたの撮影会があるせいで、一眼レフを持った人がたくさんいました。
園内は土ではないコンクリート?のような道をたどっていけば車イスでも園内をグルッと回れるようになっています。ただ、この日はひとが多かったのでほんの少しだけ大変でしたが。
カキツバタとカメラマン
きれいな着物姿の御嬢さんとカキツバタをみることができて、いい目の保養に
カキツバタを楽しんだあと、いつも母がお世話になっている先生にお土産を購入して再び駅まで戻りました。
帰り道、案の定細い道を行き交う車で少し渋滞していました。電車を利用して正解でした
三河八橋駅でトイレを済ませ、電車が来るのをホームで待っていると、駅の点検をされている作業員の方がお手伝いしましょうか?と親切に声をかけてくださいました。
有り難いことです。
さらに電車に乗り込んだら乗り込んだで、運転手さんも心配して声をかけてくれました。
こうやって考えてみると、介助者にとってこのように声をかけてもらえるというのは助かるものです。
この名鉄電車は外の景色を見らえるスペースになっているのがいいですね。
今回電車に乗りながら、扉が開くたびにそれとなくホームと電車の隙間を見て確認していたのですが、慣れてないとちょっと危ないかなという駅もありました。母が利用している車イスが自走用ではないためタイヤのサイズが小さく余計にそう思えてしまったんです。
体力があるうちはひとりで介助しながら出かけてもそれほど苦にはならないものの、体力もなくなり力もなくなってくるとやはり介助者はふたりいた方がいいし、もちろん駅員さんの力をお借りしたいところです。
車だと家から目的地まですぐ行くことができるので、どうしてもすぐに利用したくなるものですが、だんだんその運転も怪しくなってくるとやはり公共交通機関を利用して安全に移動がしたいと思えてきます。ですが、現実的には公共交通機関を利用するにはいろいろな意味で負担が大きく、なかなか難しいです。
ですが、たまには電車の旅をするように心がけたいものですけどね。
~おまけ~
カキツバタを見終わったあと、ちょっとだけドライブをして藤岡の藤の回廊を見に行ってきました。
流れる川の音と鳥の声、自然の中で藤をみるというにはいいかもしれません。
ふじの回廊もよいですが、ここへ来るまでにみた山に咲く藤で木々が一部覆われていたのが見事でついつい見てしまいました。
案外自然に咲く藤の花で山が覆われて紫になった方が圧巻かもしれませんね。