先日のことですが、母の友人ふたりが我が家を訪ねて来てくれました。
40年来のクリスチャン友です。
寝たきりになり、会話もできなくなり…そんな母のことを思い、忘れずにいてくれる素敵な友人たちです。
普通おしゃべりができなくなると、段々と遠ざかっていきがちになってしまいます。会ったとしても何を話していいのやら…と悩むところなのでしょう。
母がディに通っていたとき、会話ができていたうちはその場所で友人もいたようですが、できなくなってくると話をしてくれるひともいなくなっていったようでした。
だれもがよそよそしくなっていってしまう、なんとも寂しいことです。。。
ですが、母の友人たちは会話ができなくても、こうやって我が家に来て声をかけてくれます。本当にありがたい。
そんな親しい友人たちが来るということで、目がぱっちりとあいて少々興奮気味な様子。いつもより張り切り過ぎてしまった母は、肝心の友人たち来て呼びかけてくれたときにはすっかり疲れきってしまったようで寝てしまっていました。ん~残念。
せっかく来ていただいので、古いアルバムをひっぱりだしてきて思い出話をいろいろさせていただきましたが、わたしの知らない母の過去を知ることができたよい機会でした。
耳元できっと話をなんとなく聞いていたと思うのですが、帰られるときにはうっすらぼんやりと目を開けていました。
素敵な花もいただいて、また来るわね、というひとことが嬉しいものです。
わたしも変わらぬお付き合いができるようなひとでありたいものだと、そう思った時間でした。