装飾は人類と共に常に存在してきました。弔いの儀式や呪術的なタトゥーなどに始まり、ときに形骸化しながらも、時代とともにまた新しい意味を伴い変化を繰り返し生き残ってきました。それはまさに生々流転と言えるでしょう。
この展覧会には7組のアーティストたちが登場します。彼らは年齢も国籍もジャンルも多様です。その表現もゴシック装飾を施したダンプカーや、様々な文化圏の模様をリミックスした絨毯、窓のたたずまいからそこに住む人の生活や性格を想像した絵画など多彩なものです。彼らは全く異なる時代や価値観を対峙させたり、実際には存在しない世界を思い描いたり、日常生活の中の「装飾」を読み取ろうとしたりしています。彼らの試みを見る時、私たちは装飾という行為が、生々しい現実を複雑なまま認識するために必要な切り札だということに気がつくのです。Decoration never dies, anyway.
11/27(月) 友人とランチした後、庭園美術館へ。
装飾は流転する 「今」と向きあう7つの方法
ぜんぜん知らない現代のアーティストの作品展です。

門を入ったら、ゆったり小道を行きます。

建物の脇の庭園をそぞろ歩き。
⇒ 20171127_庭園美術館 シリーズ ~ Myブログ「散歩道の野草と風」
庭から 室内の展示の雰囲気を眺めます。

さぁ、美術館に入りましょう。

ラッキー、作品や室内の撮影ができます。
撮影OK

入ってすぐに目につくのが、銀色に輝く塊。
ヴィム・デルヴォワの鞄

ヴィム・デルヴォワのタイヤ

ヴィム・デルヴォワのトレーラー

ヴィム・デルヴォワのトレーラー

さすが! 庭園美術館の室内は、それだけでも見る価値があります。
高田安規子・政子のカットグラス風

高田安規子・政子の刺繍

高田安規子・政子テーブルウエア

2階に上がった踊り場には、ぎょっとするような人形。
山縣良和のファッションショー

山縣良和の人形は、神出鬼没!

山縣良和の人形

山縣良和のフラワーズ 1階入口の展示

2階のアンティークな部屋の窓

窓から外を見下ろす。

ニンケ・コスターのオランダの架け橋、出島

新館
コア・ポアの絨毯のパネルとニンケ・コスターの椅子

コア・ポアの絨毯のパネル

新館から休館に戻ります。 そろそろ夕方5時、帰る時間です。(閉館は6時)
めも:2017/11/27 CX2 で撮影
今回の展示では、作品の説明は一切ありません。
入館時にもらうパンフレットだけ。
会場の係員に質問をすれば、(嬉しそうに)詳しく話してくれますが、そもそも静かに鑑賞したいし、何を聞いていいかもわからない。
現代作家の場合、説明はつけないのだそうですが、他の美術館では現代作家であっても説明がつけてあります。
見る人の感性で余計な雑念は与えない というポリシーでしょうが、ちょっとそれは不自然な気がしました。
パンフレットには記載されているわけですから、展示のそばにも何かつけてほしかった。
庭園のモミジなど、植物の写真も見てね。
⇒ 20171127_庭園美術館 シリーズ ~ Myブログ「散歩道の野草と風」
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