お良しなさい日記♪

三浦半島からこんにちは!

驚異の父母!この秋は・・・

2016年11月20日 17時08分09秒 | 父と母のこと

 お洗濯は、父の仕事。昔から几帳面な父は、このように干します 

就寝後の洋間(今でいうリビングルームね)に行ってみると、コタツのコードを、きちんと丸めて始末しています 

なんでもかんでもおおざっぱな私は、「本当にお父さんの子かなぁー?」と、しばしば思うことも( ^ω^)・・・

  

 母は、栄養を一応考えて、この日は、ブロッコリーと卵を茹でています。夫婦二人暮らしなのに、卵が4つなのは、お良したち夫婦の分も茹でてくれたから。帰りに持たされるの。・・・あ、こんな言い方しちゃバチが当たるね。「ゆで卵をくださるの!」

 娘の私が泊まる晩は、父が奮発したおかずを買ってきてくれます 母のお味噌汁は本当に味わい深くて美味しいんですそして 豪華なお刺身。自分たちは少なく食べて、私にいっぱい食べさせてくれる。一人っ子だから、親のこの愛情を、若いときは 「こんな過保護を受けていたら、恥ずかしい!」と、学生時代は、他県の寮に入ったり、アパートで暮らしたりしました。でも、家賃は親に出してもらっていた・・・という中途半端さでした。通学する交通費ぐらいは、アルバイトして稼いでいたけれど・・・。今にして思えば、微々たる額です。

 「明日行くよ」と電話しておくと、里芋を煮てくれていた。

 果物も剥いて待っていてくれた。

 十五夜と十三夜には、月見団子を作ります。もう50年近くの恒例行事です。

今年、十五夜に使った上新粉は、作りにくかったらしく(確かに味が今一つ違った)、母は、ちょいと粉相手に おかんむり   うさぎ年の母。

 

 

 十三夜に私が、お米屋さんと相談して買っていった、『玉三』という会社の上新粉は、good だったらしく、「うまくできたー」と、大喜び ふかしたてに、お醤油と味の素を少々ふりかけると、子供のころから食べている、変わらぬおふくろの味で、超美味しい 

次の日、固くなっても、オーブントースターで表面を焼いて、濡れぶきんで、はさんでつぶして、同じ味付けで食べると、また違った美味しさが味わえます。幸せ~ 

玉三の上新粉類

 近所のKさんが、お庭の草刈りをして、ゴミ捨て場に捨てていった、きれいな花を持ち帰り、飾ってあげたよ。家の周りしか歩けなくなってしまった母に、外の情景を少しでも見せてあげるのは、ボケ防止策 招き猫は、母が飾っているの。ここは玄関の靴箱の上です。でも、母は、病院の行き帰りのタクシーの中から、首を上げて、景色をよく見ていて、あそこに何が出来てた、とかよく知ってるんですよ!

 いやぁ~、これは たまげたプライバシーの暴露写真ですが、母は、お風呂に入る前に、こうして寝る前の着替えを用意しておき、湯冷めしないうちに下着やねまきを着るようにして、風邪っぴきを防いでいます。 (注★ 母の名誉のために。尿漏れ履くパンツとパットは、昼間はつけていませんよ。自分でトイレに行ってます。夜中だけ使用。)こんな写真を公開して、悪趣味だと思わないでくださいねー。こんなのを履いています、ということじゃなくて、「お風呂へ入る前に、ちゃんと着替えの準備をして入ります」ということを記録して伝えたかったのです。

 父は、糖尿病を指摘されて、服薬治療中です。毎晩飲んでいた、「オロナミンC」をやめたのに、こういう似たような柑橘系の炭酸飲料を買ってきて、ナント!寝る間際に飲むんですよー あっちゃー、ダメじゃんかー!オトーサン

 10月頭には、緑色をしていた 千両 の実も、私が実家へ行くたびに、どんどん色付きだし、1カ月もたたないうちに、真っ赤になりました。お正月に、家の中に飾ります。近所の人や、お便所の汲み取りやさんが、もう、いただこうと、予約しています 汲み取りやさんもいい方々で、朝早く来て、母に声をかけ、無事を確認してくれます。

 ゴミ捨ては、ちょっと集積所が遠いのですが、近所の方が、両親の分を、「通る道すがらだし、ついでだから・・・」と、親切に一緒に持って行ってくれています。重いと申し訳ないので、父は、袋を小さくして軽くして渡しています。あんまり多いと、父が頑張って自分で出しに行ったりして、一応 気を遣っています。回覧板も、前の方が、母の前で読み上げて、OKなら次の家まで持って行ってくれています。ご近所さんがご親切で、本当に助かっています。感謝の一言です。もちろん母はお礼はしているようですが。

 父の半纏を裏返して、暖かい良いお天気の日に、庭の サツキ の木の上に干しておいたら、おなかの大きい雌のカマキリちゃんが、ひなたぼっこしていました。「気持ちのいいところを悪いけど、取り込むよー」と、声をかけたら、ぎょろっと睨まれた・・・ヒィーカマキリって、ホントに怖いね、顔を動かして、こっち見るもんね、目がいいんだね。

 母は、お昼ごはんの支度。背中が曲がって、「お勝手が高くなっちゃったな・・・。」だって。・・・あのぉ、あなた様が低くなったのよ

 父と私の分のトマトとリンゴと梨とキウイフルーツ。私のトマトとリンゴは皮つき。

 自分の分も、盛りだくさん。歯が入れ歯だから、固いものは小さく刻みます。父と母のトマトは皮をむくの。こういうことは、将来のために、娘の私が知って覚えておかなくちゃ、と思っています。

 「今日は、なんだかコリャ、食が進むなぁ。」と、美味しそうに食べる ご機嫌な母。私が行くと喜びます。なぜかというと、父は毎日 買い物に出かけてしまい、お昼は母一人でいつも食べているから。

「一人でも、いただきまぁーす!って言って、食べ始めてるんだよ。」だって、面白いの はははー

 「お好み焼きが食べたい!」というので、作ってあげました。

「まぁ、なんて器用に上手に作ったじゃんよー あれぇ・・・ごちそうになっていいのー?」

なんて、自分だって、子供だった私に作ってくれたじゃん。忘れたのぉ? あ、あれは焼きそばだったか・・・? お良しが10代のうちは、毎週日曜日のお昼は、焼きそばでした。「めんどくさい めんどくさい」と言いながら、具材たっぷりな焼きそばを食べさせてくれました

 やまいも粉入りの お好み焼き粉だったせいか、とってもモチモチして ふっくらした お好み焼きが出来上がり、母と二人、「美味しい~」母のために、小さめに作った一枚を、「どうかなぁ・・・食べきれるかなぁ・・・?」と思いましたが、見事にペロリ  更に、焼き芋をひとかけ、追加して食べていました。目標にしている、2020年東京オリンピックまで、絶対に生きるわコリャ。

このお好み焼き粉で作りました  山芋粉・天かす・青のり が付いています。お良しは、これに、卵二つ、干し桜エビ、キャベツを入れ、ソースとかつお節を、添付の青のりとともに乗せました。

 前にもこのブログで紹介したかなぁ? 食べ合わせ。冷蔵庫に貼って、気をつけています。私や、近所の人に食べ物をおすそ分けするとき、病院の看護師さんや病院友達に食べ物を持っていくときなど、これを必ず伝えています。こーいうの、ホントかなぁ? まぁ、スイカと天ぷら っていうのは、水と油で、一緒に食べたくないけどネ

二人とも、美味しいものを 「ああ、うまかった」と言いながら、十分な量を食べていますので、まだしばらくは長生きしてくれるかな? かかりつけの医者は、「肺炎に気をつけなさい」と言っています。父は90歳ちょうどなので、横須賀市から、「肺炎球菌ワクチン接種の割引券」が来て、3000円で ブスッと打ちました。母は来年か。(割引券がないと8000円!

 

 私は、たびたびこうして両親のことを記事に書いてUPしていますが、‘ ファザコン・マザコン ’ と思われる方もいらっしゃるかもしれません。でも、意図しているところは、記録に残しておくことと、あと、両親がどうやって生きる希望と工夫を持っているのかを見ていただきたいこと。そして、心身が弱ってきたって、頑張って生きている姿を公開することで、今年起きた相模原市の障がい者施設の大量殺人事件のように、弱者に偏見を持っているような考えの人が今後生まれないように、一人一人に人生と尊厳がある!ということをブログを通してわかってもらいたいからです。

 

「あちこち痛い痛いと言いながら、長生きしたくないね。」などという言葉を、実の娘の私に、面と向かって投げかけてきた人もいました。確かにそうかもしれないし、子供に迷惑はかけたくないという意味も込めて軽い気持ちで言ったのでしょうが、子供を前にして言う言葉か と唖然としました。

我は嫡男 お良し丸であるぞ 父上 母上を愚弄するとは何事ぞ コラァーッ デス 

 

 ま、専門家が聞けば、‘ ヘイト・スピーチ ’とも受け取れかねない、こういう類の言葉には、父は意に介さないし、「あんたの腹の中は真っ黒だ!!」と言われたことがあるという  打たれ強い母は、「失礼なこと言うなぁ、こんちくしょう!頑張って生きてやるぅ」と、反抗心を持てる強さで、生きる力に変えています。もう才能ですなー、ハハハー

 思いがけなく、ここまで長く生かされているんだから、目標までは楽しみを見つけながら生きていく!という思いでいる両親には、楽しみと、誰かに感謝したり されたりする出来事が必要なんです。お良しは、それをやっているのです。迷惑だなんて、これっぽっちも思っていません。かえって父の頑張る姿や母のおとぼけ(時々すごくいいこと言う。きんさん ぎんさんもそうだったなぁ…と思いだす)が面白いし、二人の、 親としての深ーい優しさに、本当に癒されています。 お良しがこの歳になるまで、両親が生きていてくれているのは、本当にありがたいことです。・・・と思いなさい!と、よく人から言われます。

両親に同情しないでもらいたいです。

父は、こうやって若い頃から好きで続けていた 囲碁 を、まだテレビで見ているし・・・(2016年11月20日)

母は、相変わらず手紙を書きまくりーの、懸賞パズルに応募しーの盛んにやってるし。(よく見てください。オリンピックまでがんばれといわれている、と書いていますよ

父母の家の窓からも見える、三浦富士183mも、紅葉してきました 

 

11月22日追記  今朝の福島県沖の地震。お風呂場で座ってヒゲを剃っていた父も、母も気がつかなかったらしく、母は、「お味噌汁 作ってた。冷蔵庫の下開けて(野菜室のことね)、小松菜・ねぎ・大根・・・もやしはいいかぁ・・・。何にしようかなぁ・・・?出来たよー!なぁんて作っててわかんなかったよ。おまえが来て教えてくれなかったら、知らなかった」 なんて言ってんの。さては、テレビも見ず、午前中 コタツで寝てたな・・・

「今の地震大丈夫だったか?って、電話しなかったから、おかしいなぁ?と思った?」

お良し 「そうだよ、家がつぶれちゃって、死んだかと心配したよ。でもそうしたら、近所の人が連絡くれるはずだし・・・、おかしいなぁ?と思ったよ。」

母 「お良し(もちろん本名で言ってます)の夢見てさぁ。お花がいっぱい咲いてて、そこで、あらーっ、花がいっぱい!って、お良しに言ってんの。」 あのねぇ、あんな大変な地震が起こるっていう時に、天国へ行っちゃったみたいな夢見て、お母さん、のんきだなぁ 「この親あって、この子あり」を まるっきし地でいっている