話しついでなので

ブログに上げようか悩んだが
話しついでなので、もう一つ記憶から吹っ切れない出来事を


やはり季節は今頃の夏の終わりだったかな

仕事を終えて、なぜか普段は通らないこの交差点へ足が向いた




道路の向こうに犬を連れた婦人が一人、横断歩道の手前で信号待ちしている
犬はポメラニアンだとわかる

たしかポメラニアンのブリーダーをしている方だと聞いた事があるような


連れの犬が盛んにじゃれて？　飛び出しそう
その雰囲気は私に向かって！　と感じてしまう


信号が変わって渡り始めたが、ご婦人はそのまま
犬は完全に私に向かって愛嬌を振りまいてる


横断歩道を渡りきると
ご婦人が「この犬、あんたを見ると凄い勢いでじゃれるんだよ～」

と言われても！？　初めて会った犬なんだけど
奥さんと話すのも初めてだよ

ポメはなかなか懐いてくれない感じだけど、どこで見られていたんだろ？


まぁ犬は嫌いじゃないから、腰を落として抱くようにして犬に合わせる

ただ、私はトレードマーク的な仕事着のクロ服のまま
　仕事着に関しては常に気を使って大切に着ていた
　　膝が出るのを嫌ってしゃがむ行為もできないほどに


ポメの足が自分のパンツや上着をかきむしる
奥さんも「汚れちゃうからダメ！」と言葉をかけてはくれたが

自分でも何故か、汚れてもいいからこいつを離したくなかった




しばらく横断歩道の手前でじゃれ合った後、帰ろうと立ち上がったが
なぜか別れるのが惜しくなり、もう一度しゃがんで抱き寄せる


すぐに汚れた跡を払うのも奥さんが気を悪くしてはと思い
車へ戻ってきたが、外灯もない駐車場では汚れもわからず帰宅することに

ところが部屋に戻ると、　あれ？　汚れが・・・　ないよ　
おかしいな膝の上にのせたけど・・・


それからは、またあの犬に会いたい気持ちでイッパイ
ブリーダーならアノ犬を買っても良いと思い
毎日、今までは通らなかった交差点を通り帰ることにしてみた


それから　1週間、1ヶ月が経っても、いやいや
二度とそのご婦人とも、ポメラニアン　とも会うことはできなかった


　暫くしたある日、上司に
　「ブリーダーをしている方が以前はちょくちょく見かけたけど最近見ないですね～」
　と話してみると
　「ん～　だいぶ前に亡くなったと思うよ」　「えっ！」

　


実は、この記事には自分の気持ちを書いた続きがあるのですが
最後まで書いて投稿しても、何故かエラーになって完成できません

終わりの一部を削除して投稿してみましたが、やはりだめでした

　中途半端な終わり方ですが、自分の想いは閉まっておきます

　　※　やっと、投稿することができました