マーチャンの写真日記(今を感じながら)

ついに退職の日が来ました。
この先どんな生活が展開していくのやら。
趣味の写真を中心に、つづってみたいと思います。

5月28日(水) 信州へ 1

2008年05月28日 | Weblog
 ”雨が上がり始めた諏訪湖”(5/25)

 伯母の葬儀に信州へ行った。

 伯母は四人姉妹の二番目で、四年前に亡くなった私の母の一つ上の姉である。
90歳であった。

 このあたりの葬儀は、先に火葬しその後告別式を行う。
今日が火葬、明日が告別式である。

 写真のすぐ左側の釜口水門に端を発する天竜川は、右に中央アルプス、左に南アルプスを見ながら伊那の谷をほぼ南に流れ太平洋にそそいでいる。

 私の父は諏訪盆地から、伊那谷の飯田あたりまでを商売の場にしていた。
学生時代の夏休み、帰省したときは車に商品を積んで父とよくこの伊那谷を走った。

 谷といっても広大な河岸段丘のこの谷は、充分な広がりの開放感と、東西の高い山に囲まれた包まれる安堵感を併せ持ったところで。ここで見た夏雲は今でも美しい風景として私の心に残っている。

 火葬場はそんな伊那の小高い丘の上にあった。


 
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火葬場での80分

2008年05月28日 | Weblog
 ”雨が上がりはじめた諏訪湖”

 火葬場の待合室は、座った腰の高さから天井までガラス張りで風景画を埋め込んだような部屋だった。

 親戚といっても小さい頃会っただけでずっと会ってない従兄弟たち、その子供たちとなると大半が顔が分からない。紹介しあいながら話が広がっていく。

 「人はかっこよくなんて生きられない」。
少し大きな声に横を見るとカミサンと喪主の奥さんとが話していた。

 私の母は健康管理が出来ず、晩年はカミサンの大変な介護の時期があった。
伯母はそんな妹を見ながら人一倍健康に気を使う人だった。

 でも外で見るのとは違い、内に入れば結構苦労もあったに違いない。
共に姑の面倒をみた嫁同士の話がはずんでいたのだ。

 人は死とか別れとかあまり考えたがらない。
でもこういう場に向かい合うと純粋で謙虚な気持ちに襲われる。

 前日から昼前まで降っていた雨が上がり、雲がまぶしいようなコントラストを見せながらアルプスの山肌を上がっていく。

 「人はかっこよくなんて生きられない」。
会話のはずみから出た言葉が、私には悟りの言葉のように聞こえた。
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カミサンの実家で

2008年05月28日 | Weblog
 ”ポピー”

 明日の告別式に出るため、その晩は伯母の家から車で10分ほどのカミサンの実家の世話になった。

 サラリーマンをリタイアした、義兄は今は親の遺した田畑に打ち込んでいる。
地域の農業の役員をやったりとリタイアしても多忙である。

 私は写真やバードウォッチングで、元の会社の人から農作業でもやっているのかといわれたほど日焼けした。

 義兄の日焼けは労働の日焼けだ、あちこちの田植えの手伝いが10日くらい続きようやく農機具の洗浄を終えたばかりだという。

 リタイアしても大変だと思う一方で、すごい充実感があるだろうなと思う。
楽だけでは充実感は得られないか。 
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クマガイソウ(熊谷草)

2008年05月28日 | Weblog
 一夜明けて26日。
 北向きの縁側から外を見ていたカミサンが突然驚いたような声を出し「来て来て」。

 母屋から道の塀の間はそう広くはないが、一杯にこのはなが咲いている。
時間の早いうちは手前半分に日がさし、少し時間が経つと母屋間の影になり向こう半分に日が当る。
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カキツバタ

2008年05月28日 | Weblog
 いずれがアヤメ、カキツバタ。
あちこちで今花盛りだった。

 日暮れに畑のすみでこの花を見ると美しい。
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