１１月１１日（火） 福島県浜通りぶらり旅 （４の２）

　１１月８日。

　事前には晴の予報だったのに昨夜になって曇りとなってしまった。
何があっても晴れでなくては、とこの日を選んだのに。
気になって外を眺めると星が見えていた。

　宿の玄関が５時には開くという、
目覚ましをかけたが時計より早く起きてしまった。

　東の空は夜明けの明るさが増してきている。
防寒に身を包み海辺に立った。

　カミサンは、部屋から見ているという。どうぞ、どうぞ。

天神岬

　海に向って正面沖合いが東だ。
やや左北よりの水平線が明るくなっている。

　そこから大陽が出て来ると思っていたら、
大陽は右３０゜近い角度からあがってきた。
以前もこんなことがあった。

　左（北）を見ると、宿のある天神岬の絶壁がうっすらと日を受けている。

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　空がほのかに明るくなった頃、どこにいたのだろうか突然鳥の群れが現れ、
黒い塊のようになって空を乱舞し始めた。

　撮ってみたが、黒ゴミのつぶがブレて写るだけで見た感じにはならなかった。

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ひと時の日ざし

　日の出たひと時はいい光線だったのに、たちまち分厚い雲に覆われてしまった。

波の中の鮭

　この日ざしが一日続いてくれれば良かったのに残念。

鮭の釣り人

　朝食時間に合わせて宿に帰る。

　河口には釣り人が。
ここで鮭を釣るにはかなり前からの事前申し込みをし、
抽選に当らなくてはならない。

　日釣り券は１日６０００円。
何匹釣っても持ち帰りは雄２匹まで。

　６０センチを越える鮭をこの長竿で掛けると、腰を水面まで落としてじっとこらえます。
こらえているうちにバレて上げられない人が結構いました。

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　ヤナ場近くの浅瀬に上ってくる鮭は傷ついてぼろぼろの鮭もいる。
傷ついて横になりかけた鮭をカモメがつつく。

　大きな水しぶきをあげて鮭が逃げる。

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　朝風呂に入って冷えた体を温め、朝食を済ませると眠くなってしまった。
１５分くらいウトウトした。

　さてこれからどうしようか。
天気はさらに曇天になってしまった。

　これ以上粘っても変化がありそうにない。
別の場所も見てみようと、浪江の請戸川まで北上することにした。

　続きは明日に。