１１月２１日（金） 信州 旅報告 （２）

　”諏訪湖”

　１１月１８日。
前日、高ボッチ山に行けたので、今日は諏訪湖周りを散策しながら時間までにカミサンの実家に行けばよい。

　昨日より天気が良くなるはずなのに、今日のほうがよくない。

　

諏訪湖畔

　風は無く穏やかな湖面。
ワカサギ釣りの人が。

ワカサギ釣り

　釣りは大好きなので桟橋先端まで行ってみた。
まだ始めたばかりらしく誰も釣ってはいなかった。

　いい時は入れた瞬間に来るものだが。

カンムリカイツブリ

　昨年ハクチョウの餌付けをしていた諏訪湖に流れ込む川の河口に行ってみた。
餌付けはされていないというが数は少ないもののカモたちが集まっている。

　ハクチョウも何羽かいるというが、この時は見られなかった。
オナガガモ、ヒドリガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、オオバン。

　沖にカンムリカイツブリの群れがいる。
けして岸には近づかない。

　カワアイサも見られるというが見つけられなかった。

カミサンの実家へ

　あちこち寄り道していたら予定の時間より１時間も遅れてしまった。
義兄は芝刈り機で庭の通路の草を刈っていた。

　私も家に入らずに庭先を撮らせてもらった。
「晩秋」と言うより「冬隣」という言葉がしっくりする庭先の風景だった。

ドライフラワー？

　このナスは以前来たときに、義兄の苗植えを手伝ったことがある。
たった数十分の農作業だったが、
その体験があるから役目を終えて枯れ残っている姿に、
懐かしいすがすがしさを感じる。

立ち枯れのドライフラワー

　こちらは畑ではなく花畑。

突然の雨

　二つ年上の義兄はサラリーマンをリタイアした後、地元の農業委員をやっている。

　休耕田や耕作放棄された農地をどう有効活用するのか。
のんびり楽しみながら農業をやりたいと言っていた義兄だが、
いまやかなり重要な役割を担っている忙しい身だ。

　その義兄の車で集落内を案内してもらった。
ここの畑は何が植えてある。今後ここの畑はこうしていく予定だ。
と自分の田畑の何倍もの田畑を管理しているようだ。

　大きなビニールハウスの中で蕎麦を乾燥させているから見ていこうという。
晴れていたら空から突然大粒の雨が落ちてきた。

　あわててビニールハウスに飛び込んだ。
中はぽかぽかで、この中に何時までも居たくなるような心地よさだった。

リンゴ

　「ここでリンゴをもらっていくから」。
車を止めたのは同じ農業委員をやっている人の家だった。

　小さい頃から顔見知りの土地の人同士。
一緒についていったカミサンも「まあ貫禄ついちゃって」とすぐ分かってもらえた。

　お宅のリンゴの木の後ろはすでに山の傾斜がはじまっている。
間に細い針金が３段に張ってある。
猿よけの電気柵だという。

　この日の信濃毎日新聞一面に、柿の木に仁王立ちのように登っている月の輪熊の写真が大きく掲載されていた。