１月３日（日） 川越 伊佐沼

　”水を抜かれた伊佐沼”

　くちくなった正月腹を横にして、箱根駅伝をゴールまで見てしまった。
散歩に出ようか、初売りのひやかしに出ようか。とにかく家から出なくちゃ。
　ユニクロに寄ったが人人、探し物見当たらず。
日のあるうちにどこか行かなくちゃ。
　水がなくてだめと分かっていても伊佐沼に来てしまった。広い空間に出たくなるのは私の習性みたいなものだ。
　沼の底はすべて重機のあとが着いている。水のない沼は画にしようがないと思ったが。
　

伊佐沼上陸 １

　まてよ、沼の中が歩けるし、普段行くことが出来なかった沼の中の島にも上がれる。
普段見られない風景に合えるかもしれない。
　よし、伊佐沼上陸だ。
なにか冒険を思い立った少年のようにわくわくする。
　カミサンはトイレにいくと車から出ただけで、あとはホットドリンクを飲みながら車から一歩も出ようとしない。

伊佐沼上陸 ２

　沼の中の島は三つある。普段は近くまで行っても芦がいっぱいで人は入れない。
今は芦が刈られて坊主頭になっている。
　島の頂上と思しき場所を足で何度も踏み島の感触を確かめた。

伊佐沼上陸 ３

　島から底を見下ろす。

伊佐沼上陸 ４

　島に生えてるこの木は、サギが鈴なりになるのだが今はがらがら。

伊佐沼上陸 ５

伊佐沼上陸 ６

　沼の中から北の空。

伊佐沼上陸 ７

　標識が赤いのは夕日の反射。
軽い散歩のつもりで出てきたので、防寒着は持ってこなかった。指先の出た手袋も持っていない。
　日が陰りだしたら寒さが身に食い込んでくる。

伊佐沼の日没

　水が抜かれた沼に鳥はいなくなった。
いつもこの場所で夕日をねらう常連のカメラマンもいなくなってしまった。
　鳥よりもカメラマンの方がストレスがたまっているのではないかと推察する。
定番の場所で日没を撮った。