６月２１日（月） 夏至の日に １

　”業平橋で”

　今日は都内で写真を撮ろうとしていた。
朝刊を見ていたら今日は夏至だという。
私は明日かあさってくらいに思っていたので突然夏至に来られた気がした。
　私はカレンダーの切れ目より夏至の日の方が重要な切れ目と思っている。
今日は「夏至の日」というテーマで撮ろうと出がけに決めた。
　でも業平橋に来たのはバスに乗り間違えて来てしまったもの。
スカイツリーを撮る気は無かったのに来てしまったのだ。

夏至の日に ２

　　”東京スカイツリー”

夏至の日に ３

　”浅草　吾妻橋脇”

夏至の日に ４

　”上野公園”

夏至の日に ５

　”上野公園”

夏至の日に ６

　”池袋西口　”

夏至の日に ７

　”カラスの雛　”

　山手線の駅に近い道を歩いている時です。
左からのＴ字路を横切ろうとした時、お巡りさんが三人もいて上を見ています。
事件かと思ったら上でカラスが激しく鳴いている。
　その元は路上に出てしまった雛。
　オフィスビルの周りの植え込みに巣があったのを植木の整備で巣を壊したのか撤去したのか。
雛が出てきてしまったらしいのです。まだ巣立てる状態でないことは一見して分かります。
　お巡りさんは親鳥の襲撃を受けないよう、雛のいる右側を通行しないように交通整理をしていたのです。
長細いダンボール箱を持って雛を入れようとしたみたいですが、親がかなり興奮していて
お巡りさんもたじたじなのです。

夏至の日に ８

　”興奮した親カラス　”

　道路と植え込みとは膝の高さ以上の段差があり、雛が自力で植え込みに戻るのは無理だ。
　とりあえず雛を抱き上げて植え込みに置いてやれば雛も親も興奮が収まるのに。
私がやってやろうかと思ったが素手ではと思い、革手袋をしたお巡りさんがいたので、
「手袋を貸してくれたら私が植え込みに移動させても良いですよ」と申し出たが、
それは襲われるから危ないという。
　雛も必死に鳴く、その雛を制服のお巡りさんが腫れ物に触るように遠巻きにする様子はどこか滑稽にも思えた。
署と無線連絡を取っている「現状は・・・」。
現状はも無いものだ。道路にさらしておかずに、ささっと拾い上げて植え込みに置けばよいのに。
　動物保護の専門組織に連絡して保護に来てもらうことになっているという。あと一時間後だという。
　間違いではないが、現状に周囲の人皆がなすすべない状態となっていることに納得がいかなかった。
　人はかくも自然から遠ざかってしまったのかと。　
　

夏至の日に ９

　　”夕景　”

　「夏至の日に」と自分で今日のテーマを決めたら、
日没まで見届けなければいけない気になってしまった。
　一時間以上夕日とにらめっこして、もいいかと帰宅して夕食をとっていると。
「赤いよ」カミサンの一言。
　口をもぐもぐさせたまま外に出てカシャ！。
これが一番よかったジャン。
　さあ明日から日が短くなるぞ。