”光る芽”
車で30分ちょっとの所に
珍鳥が現れているということで行って見た。
数年前にはその鳥に会いに千葉県まで行ったことを考えれば近いものだ。
実はこの場所には今日で二回目。
風が強い中5時間半ほど粘ったが現れず。
カメラの向く方向の木の芽が光っていた。
これも昨日。
目の前にジョウビタキ♀が現れ、草むらをつつき始めた。
ジョウビタキの♀だけは食傷気味と思って見ていたら、
緑のバッタのような物を捕まえた。
私は昆虫のことは不勉強ですが、
真冬にもこんな虫がいるとは知らなかった。
寒夕焼けという俳句の季語があるのかは知らない。
今は昔。
定年を迎える頃の冬の帰宅時に、
澄みきって青く沈んだ空と、
山の端が真っ赤になるのを見ながら、
「不器用に 生きてすがしや 寒夕焼け」
俳句を読もうなんてつもりはなかったのに、
こんな文句が浮かび、
ふとしんみりとしたことを思い出す。