”とある港”
二日目の予定は西伊豆を戸田あたりまで走って、
内陸に入り修善寺まで行く。
そこから先は行ってみてからだ。
沼津港はさらりと通り抜け海辺を南下する。
道は意外と詰まっている。
のんびり走りたい私は後ろに着かれるのが嫌いだ。
ふっと通りかかった漁港へさっと入ってしまった。
まだ沼津からはそれほど走っていない。
二日目の予定は西伊豆を戸田あたりまで走って、
内陸に入り修善寺まで行く。
そこから先は行ってみてからだ。
沼津港はさらりと通り抜け海辺を南下する。
道は意外と詰まっている。
のんびり走りたい私は後ろに着かれるのが嫌いだ。
ふっと通りかかった漁港へさっと入ってしまった。
まだ沼津からはそれほど走っていない。
漁師さんが網の繕いをしている。
「撮らせて下さい」。
「良いけどモデル料取るぞ」。
「じゃ写真がコンテストに入って賞金もらったら」。
「ハハ、そりゃいいや」。
「いけねえ、いけねえ、化粧してくるの忘れた」。
化粧してたら私が引いてしまう。
「撮らせて下さい」。
「良いけどモデル料取るぞ」。
「じゃ写真がコンテストに入って賞金もらったら」。
「ハハ、そりゃいいや」。
「いけねえ、いけねえ、化粧してくるの忘れた」。
化粧してたら私が引いてしまう。
「この辺のお店でシラスを食べられるんですか」。
「そりゃ無理だ、この辺に店なんかねえ」。
「吉幾三の歌にあるじゃんか、テレビもねえ、ラジオもねえ、
あれと同じだ、この辺には何にもねえ」。
思わず笑ってしまった。
人家はいっぱいあるがそんな様子の場所ではなかった。
「そりゃ無理だ、この辺に店なんかねえ」。
「吉幾三の歌にあるじゃんか、テレビもねえ、ラジオもねえ、
あれと同じだ、この辺には何にもねえ」。
思わず笑ってしまった。
人家はいっぱいあるがそんな様子の場所ではなかった。