ricetta della vita

イタリア料理教室「COMODO」主宰 
美味しい話をしましょう

9月4日 レッスン8日目

2009-10-08 | イタリア滞在記
“fasolale”という貝を前菜に使った。貝の表面と身の部分も赤みが強い。サイズも大きめ。和名は「まつやまわすれ」ってなんのこっちゃ?もちろん普通の辞書には載っていなくてイタリア料理辞典を見ました。和名があるということは日本にもあるの?まず耳にしたことがないけど。。。これを日本で作ろうとするなら、あさりの大きいのかはまぐりで代用だね、しかし高くつきそう。おしゃれにできあがることはまちがいないんだけど。

ドルチェはぶどうをふんだんに使ったパンに似たもの。これだけじゃ想像がつかないですね。生地の間にもぶどうを入れるので、出来上がりはぶどうジャムのパン!しかも、とても甘い。8人分を作るために砂糖は大さじ山盛り8杯入っている。※先生曰く「イタリアの大さじ1は山盛りのことだから」この言葉を聞いた時一瞬思考が止まった。もちろんオイルとか液状のものは除いて、粉や砂糖の“大さじ”は常に山盛りです!イタリアのドルチェが甘い理由はここにあった!

今朝はとってもコワイ夢を見た。飛行機に間に合わないってパニくっている夢!今までフラットで一緒に過ごしたMちゃんが今朝日本に戻ってしまったのでこんな夢を見たに違いない。2週間後には自分も早朝に出発することになるからって今から心配してどーする!

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9月3日 レッスン7日目

2009-10-07 | イタリア滞在記
毎日の生活に慣れてきた。だからというわけでもないが、最近私はとても無口だ。正直なところ、ヒアリングがちゃんとできていない。喋りはできているのかというともっとできていない。はっきり言って文法がかなりめちゃくちゃになっている。。。もちっとなんとかしないとね。生きた会話なんてできやしないって感じ!

本屋で村上春樹の本を探した。日本でイタリア語版を買おうとすると恐ろしい値段なので、絶対に1冊は買うつもりだった。Duomoからほど近いここの本屋は大きいし品揃えも豊富だ。ノルウェイの森が?11だった(多分日本で輸入物を買ったら3000円くらいはする!日本のように文庫があるといいんだけどね)ので買うことにする。映画公開の前にイタ語版も読破するぞ!

そして、アカデミア美術館でダビデ像の本物に会ってきた。四方から心ゆくまで見てきました。本物の持つ迫力はやはりすごいですね。あのスペースの周りが座れるように椅子を配置してあるのは、同じようにじっくり見たい人のためだ。たくさんの若者たち(アカデミアの学生たち?)がミケランジェロの彫像を模写する姿には驚いたけれども、ここから500年後にこのスペースを埋める芸術家が育つかもしれないんだよね。イタリア人には誰しもが芸術家の遺伝子が備わっているのだろうか?
この美術館の上階へ上る階段横には、小さな板絵がいくつかガラスケースに展示されていた。どことなくマンガチックでもあり、ほんわかした気分にさせてもらえる。残念なことに誰も足を止める様子がない。展示室ではなくて階段にあるくらいなので価値が違うのだろうが、日常的なことが描かれていてこういうのは結構好きだなあ。

また、楽器の展示スペースでは、優雅にチェンバロを聴きながら(その場で演奏がされていた)ストラディバリを見た!この美術館はまた訪れたい!

※この日のレッスンの様子は現地ブログに書いたのでそちらをご覧くださいませ



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9月2日 レッスン6日目

2009-10-07 | イタリア滞在記
今朝はバスに乗るまでに時間が余り過ぎていた。なので、サンタ・マリア・ノヴェッラ教会(バス停のすぐ後ろ)のファサードを写真に撮り、しばらくその前の大きなベンチのようなものに座っていた。次から次に様々な国の人が訪れては写真を撮っていく。あらためてすごいです。

ハーブを刻んだり、イカやエビをミンチ状にする際、mezzalunaという道具を使う。その名のとおり半月の形をした刃物です。両端にある把っ手を持ってまな板の上で左右交互に動かします。今日はこのmezzalunaを、私がお土産で持っていった砥石で砥げるかと先生にいきなり聞かれた。がんばればできるけどあの形を砥ぐって…刃の部分を平均的に砥げるのか?砥石だけ水に浸しておいたけれど、その後で先生がチャレンジしたかどうかは不明!

フラットへ戻る際、大家さんの経営しているジュエリーショップを見に行った。なんだか忙しくしているらしく、次の日はミラノへ行ってしまうとのことだったので、気に入ったのがあったら買ってもいいかな~と軽~い気持ちで。たずねていくと、お父さんやお母さんを紹介してくれてとても歓迎された。さらに、今まで作ったジュエリーの写真を見せてくれたりしたが、「どう?どう?気に入った?」とぐいぐい迫られちょっとびっくり。残念ながら私の趣味に合わないものがほとんどだったので見るだけで終わりましたとさ。ゴツイ系のアクセサリーが好きな人にはいいかも。

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8月31日 レッスン5日目

2009-10-05 | イタリア滞在記
フラットに朝から大家さんが来ると聞いていたが、そんな気配はまったくない。私の出た後だったのか?朝シャンして窓を開けると風が冷たい。もしやあっという間に秋?なんて心配は無用でした。日中の日差しはまだまだ続きそう。

この日はちょっと早めのバスに乗ったところ、レッスン開始の20分前に着いてしまった。とりあえず5分ほど外で待った後もういいかなと思ってブザーを鳴らしてみた。いつもはそのまま門を開けてもらえるのだが、この日は「Chi è?」と言われてしまった!早すぎましたか?と一応言ってみると、そうね、ま、いいでしょうだって!以後は早く着いても10分前までは絶対にブザーを押さなかった。この後、なんの手違いかわからないけど私のレッスン回数が1回少なく先生に知らされていたり、猫にひっかかれたりと、ちぐはぐな週初めだった。イタ語もめちゃめちゃで…

レッスン前に熟したいちじく(fico)を食べた。日本のものよりで小ぶりでかなり濃厚。これをプロシュットに巻いて食べたいなあ。それから、翌日に使う予定(私が翌日のレッスンに参加しないため先生からこっそり食べさせてもらった)だというMozarellaの美味しいことったら!手に入ってすぐに食べさせてもらったのでと~ってもクリーミーだった!

今日のドルチェは私がリクエストした「ボネ」。ピエモンテのチョコレートプリンですが、アマレッティというビスケットを砕いて入れるのが特徴。とっても美味しくできた!以前に日本で食べたボネは「これは何?」というようなシロモノだった(時々おじゃまする美味しいお店なんだけどこれだけはー:ー)だけに作り方を教わってよかったよ。

前日見つけたスーパーへ行っていろいろと物色すると、ランブルスコがなんと?2.13!安すぎです。本当に大丈夫か?日本円で300円もしないってあやしいのでは?。財布には非常にうれしいし、自分で夜に飲むだけだからちっとも気にしないけどね!。
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8月30日 そういえば日本は選挙だった

2009-10-04 | イタリア滞在記
日曜なので、なんとなくゆっくりしようかと思ってキッチンでTVをつけてみた。日曜の朝から男女がぐだぐだ愛し合ったり殺人が起きたりするような映像を流していいのかなんて思いながらも、つい見ちゃったよ。ていうか、はっきり映るチャンネルがほかにないし、映ったと思ったら“ハム太郎”やってるし…。

いつまでもだらだらしていないで出かけることにする。最初に目指したのはサン・マルコ修道院美術館。確か日曜は12時まであいているはず。しかし、第5日曜は休みだった!フラ・アンジェリコの受胎告知は絶対見なきゃいけないよねえ。しっかり時間を確認して後日来るとしよう。次はアカデミア美術館。かなりの人が並んでいるので今日はやめにする。でも日本人の姿はない。たまにはここにも来ようぜ!それから、メディチ家リッカルディ宮殿に行ったが閉まっていた。ここは開いているはずなのになあ。。。そうすると今日の予定が総崩れだ。うろうろしていたら新たなスーパーと100均を発見しちゃったよ。もう!

だらだら歩くにも、店がほとんど閉まっているので町歩きの楽しみがないではないか!とりあえず、お腹が減ったのでシニョリーア広場からちょっと路地を入ったところのBarでパニーノと飲み物で?3.1の昼食。

近くにサンタ・クローチェ教会があるからそこへ行くことにする。広場はかなり広くて露店も出ている。後でみどりちゃんの本(※若桑みどり先生の本『フィレンツェ』です。敬意と親しみを込めて勝手に“みどりちゃん”と呼んでいます!)で確認したら、この教会は聖フランチェスコ派の教会で気をつけて見なければいけない個所がたくさんあったのに…半分はクリアしたと思います!みどりちゃん、許して!日本人の女子2人(大学生?)が「ミケランジェロさま~」ってお祈りポーズをしていた。悪くないけどなんか違う。でも、なぜここに日本人が来ないのかが不思議。ちゃんと教会の成り立ちを知っていれば絶対に来たくなるだろうし、Giottoのフレスコ画もパッツィ家の礼拝堂も見るべき価値はとてもあるのにね。ちなみに、オーディオガイドの日本語はありません!

気候としてはそれほど暑くなく(風は強かった)歩きにくくはないが、いかんせんどこもかしこもChiusoでつまらん。なのでちょっと早いがフラットへ戻ることにする。3時前撤収って早いね。近所のBarでピスタッキオのジェラートを買って(?1.6)。

ゴハン作りをしていると、ティナとルカが帰ってきた。ルカはお兄さんの結婚式があって実家に帰っていたそうだ。招待客は140人のおっきなものだって!それから、日本語の「いただきます」と「召し上がれ」の違いを教えてあげた。レストランならお客は「いただきます」と言って、カメリエーレが「召し上がれ」と言うんだよと。そしたら「メシアガレ」「メシアガレ」と何度も繰り返していた!ちゃんと使えるかな!そして彼らは8時半からゴハンだと言って出て行った。“疲れた疲れた”と言いながらもシャワーを浴びて外へ行く。そして、ビステッカを食べるんだって!考えられない。

しかし、?5でミケランジェロの墓が見られたりGiottoのフレスコ画が見られる環境って、やっぱりすごい!


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