東京は まるで
橋の博物館みたいだった
関東大震災のあとに
真っ先に作られた
数多くの風変わりな東京の橋たち
いつも どこからか
トランペットの音が聴こえていた
君とまた再び出会った
多摩川の橋の下
君のアパートへと行く途中
橋のたもとで毎晩
呑んでは歌ってた望郷の歌
いつも
そのオデン屋の赤提灯の向こうには
燃えるようだった東京湾
ふるさとでの夕暮れ時
君との逢引のたびに
丸太の一本の橋を渡ってゆく
ぼくの足許を濡らしていた
漆黒の花びらたち
渡っていった人たちは
誰ひとり
戻ってこなかった
故郷の丸太の一本橋の向こうはいつも
ぼくの心みたいな夕焼けだった
橋の博物館みたいだった
関東大震災のあとに
真っ先に作られた
数多くの風変わりな東京の橋たち
いつも どこからか
トランペットの音が聴こえていた
君とまた再び出会った
多摩川の橋の下
君のアパートへと行く途中
橋のたもとで毎晩
呑んでは歌ってた望郷の歌
いつも
そのオデン屋の赤提灯の向こうには
燃えるようだった東京湾
ふるさとでの夕暮れ時
君との逢引のたびに
丸太の一本の橋を渡ってゆく
ぼくの足許を濡らしていた
漆黒の花びらたち
渡っていった人たちは
誰ひとり
戻ってこなかった
故郷の丸太の一本橋の向こうはいつも
ぼくの心みたいな夕焼けだった