梗塞と心臓手術とで
ボケが急速に進行して
寝たきりになった母に
ある日突然
聞かれたことがある
「死んだらどうなるんだべか」
ぼくらは
身近な自然についてさえ
ほとんどなにひとつ知らない
ちっぽけで傲慢な存在
けれど 決して
嘘を塗り固めて
生きようなんかなんて
誰も思わない
嘘の答弁でで凝り固まった
この国の支配者たちだってたぶん
笑いで誤魔化してでもいいから
その不安に耐えなければならない
だからぼくも
死が間近の母を
できる限り
笑わせてやろうとしたんだ
笑え 笑え もっと笑え
もっと大きく 口を開けて
笑え 笑え もっと笑え
のどチンコが見えるぐらい
もっと もっと
口を開けて
笑え 笑え もっと笑え
ボケが急速に進行して
寝たきりになった母に
ある日突然
聞かれたことがある
「死んだらどうなるんだべか」
ぼくらは
身近な自然についてさえ
ほとんどなにひとつ知らない
ちっぽけで傲慢な存在
けれど 決して
嘘を塗り固めて
生きようなんかなんて
誰も思わない
嘘の答弁でで凝り固まった
この国の支配者たちだってたぶん
笑いで誤魔化してでもいいから
その不安に耐えなければならない
だからぼくも
死が間近の母を
できる限り
笑わせてやろうとしたんだ
笑え 笑え もっと笑え
もっと大きく 口を開けて
笑え 笑え もっと笑え
のどチンコが見えるぐらい
もっと もっと
口を開けて
笑え 笑え もっと笑え