詩人PIKKIのひとこと日記&詩

すっかりブログを放任中だった。
詩と辛らつ日記を・・

戦場に生きる (トイレに起きたら過激な詩が・・)

2008年11月05日 | 日記
もうどのくらい長いこと
この日本という戦場で生きてきたんだろうか
気づいてみると
誰もが懸命に貧弱な武器を握りしめて
敗残兵よりも哀れな姿

米国からの要求にどれだけ早く従うかを競った
与党の「構造改革」という名の棄民政策のせいで
もう十年間もの間
ある者は
年間三万人以上という
自殺者の葬列へと叩き込まれ
ある者は
サービス残業や労災やリストラで傷つき
過労死や労災死や
絶望や貧困の中で息絶えていった

生き残った人々も
あるいは 路上生活へと転落し
あるいは 精神を病み
あるいは 犯罪へと走らざるを得なかった

小泉・竹中とその仲間たちの偽改革という
アメリカと官僚と大企業言いなり政治のために
せっせと税金をつぎ込んできた国民共有財産もまた
郵便局も高速道路も国立大学も
豊かな自然を支えてきた国有林も
そのほとんどが もはや
強奪され破壊されてしまった

地方も雇用も医療も介護も教育も年金制度も
日本の社会基盤のほとんどが
剥き出しの欲望のままやりたい放題の
アメリカや官僚や大企業へと差し出されてしまった

金融機関のゼロ金利やバブルの後始末で
不当に霧散した税金や金利だけでも
百兆円をくだらない
そのうえ さらに
我々の税金をアメリカに貢いだ結果の
外貨準備の紙くず化してゆくばかりのドルは
いまや千数百兆円にもなり
暴落を待つばかりの米国債は
700兆円にもなる
(中国はその機会を今や遅しと待ってる)

軍隊を持たないという憲法を持つ国の
世界第五位の軍隊の自衛隊でさえもが
総額で十兆円もの思いやり予算や侵略戦争貢献の結果
哀れなる米軍の傭兵と化してしまった

日本人は今や
戦場をよれよれと逃げ惑う敗残兵の群れ
選挙で小泉与党という売国奴どもを選んだツケは
ぼくらの良さのすべてを破壊してしまった

もはやぼくらには
少し前までのあの豊かな生活や
あの幸せな日々は
もう二度と戻ることはない
それでもぼくらは 
もうこれ以上
奴隷であることを拒否して
この戦場で戦いつづけねばならない