詩人PIKKIのひとこと日記&詩

すっかりブログを放任中だった。
詩と辛らつ日記を・・

可能

2008年11月26日 | 日記
その気になりさえすれば
どんなことだって可能

でもそれには
たったひとつだけ条件がある
愛する人のためという

愛する人にためにじゃなくても
誰かを救うために
命さえ投げ出してしまう人さえいる
とっさの時には 特に

ましてや
愛する人を救うために
いったい誰が
命を惜しむことだろう

愛する人のために
命を投げ出して
もしたとえ
それが成功しなかったとしても
誰がいったい後悔することだろう

夢日記 (1)

2008年11月26日 | 日記
大好きな韓国のキム・ギドク監督も、「悲夢」(2008年、韓国)ーhttp://www.cinema.janjan.jp/0811/0811242135/1.phpで主演したオダギリジョーも夢日記をつけているそうだ。早速軽率な僕も真似てみることに。
今日は久し振りに森を散策したので、たぶん今夜は森の夢をみるにちがいない。

僕がその部門の責任者なのだという。その部門の面子を眺めると、十人近くいるそのすべてが、僕の幼馴染や初恋の女性や、失恋した女性たちだ。
前に立って、彼らに仕事の内容を説明する。なんでもかんでもを修理する部門らしい。
心の中では『リストラ寸前の窓際族部門で可哀想だな・・』とひそかに思っている。
昼休みを告げる鐘がなったので食堂へと向かうが、混んでたので売店へと。
「サンドイッチはないかな?」「あそこですよ」
さて職場へと戻って、誰かいたら話しながら食べようと歩き出したら・・
目が覚めた。

「それから」(夏目漱石)をやっと再読完了

2008年11月26日 | 日記
夏目漱石はとても粋な作家だったと思う。彼は赤色が大嫌いだったらしい。京都も。赤提灯とか郵便ポストとか・・街中に危険を警告する赤色が氾濫しているのはけしからんと思ってたみたいだ。(「それから」の最後にも赤が重要な役割を果たしてる)

漱石作品の中で、僕がずっと好きだったのは「三四郎」だった。漱石嫌いの人には是非読んで欲しい青春文学の傑作だ。

「三四郎」は、子規の諸作品とともに明治という時代を知るための最良のテキストだと思う。

二度目に読み返した「それから」は、夏目漱石という日本文学史上で最も偉大な文学者を知るための最適の作品ではないかという印象だった。

漱石の精神世界へのインナー・トラベルズの物語であり、突破力と破壊度満点の前衛的作品ではないのかと思う。とりわけ最後半部分の崩壊してゆく自我の描写は、日本文学史上稀有のスリリングな作品なのではないかと再度感じた。

日本文学に欠かせないと僕が思う文学者はー
漱石、子規、賢治、坂口安吾、司馬遼太郎、山本周五郎、篠田節子、松下竜一、村上春樹、ヤンソギル・・