詩人PIKKIのひとこと日記&詩

すっかりブログを放任中だった。
詩と辛らつ日記を・・

客主~商売の神~ 第21話

2020年06月15日 | 政治
プンドゥン峠を封鎖していた黒幕がソクチュだと知ったボンサムは漢陽に戻り、ソクチュを問いただす。しかしソクチュは王室の財政を賄うためにやったことだと開き直り、ボンサムに利権を与える代わりプンドゥン峠の開通を諦めるよう取り引きを持ちかける。開市場(国際市場)でドリらは雪花紙を1束400両で売ろうとするが日本人商人の反応は鈍く、売れる気配はない。そんな折、ソゲが現れ1束410両で買うと申し出る。

キャスト
チャン・ヒョク、ユ・オソン、キム・ミンジョン、ハン・チェア
スタッフ
監督 : キム・ジョンソン

開城を代表する客主(朝鮮の伝統的な商業機関の一つで客商主人の略)である、「千家客主」の3代目後継者チョン・ボンサム。(全41話)
開城を代表する客主(朝鮮の伝統的な商業機関の一つで客商主人の略)である、「千家客主」の3代目後継者チョン・ボンサム。しかしボンサムは、客主に関心がないばかりでなく、自分が担い商いをすると考えただけでゾッとする。酷い偏平足の彼は、歩くことも苦痛なのだ。そんなある日、父が阿片密売の濡れ衣を着せられて斬首され、「チョン家客主」は主人を失ったことでバラバラになってしまう。父を死に追いやった人物が、家族のように一緒に育ったキル・ソゲだということは夢にも知らないボンサムの姉チョン・ソレは、飢えと寒さをしのぎつつ、弟ボンサムを連れて本家に向かう。しかし、気弱なボンサムは、父の死に対する衝撃と寒さと飢えにより熱病にかかり、ついに道中で倒れてしまう。このままでは自分も弟も死んでしまうと考えたソレは、寒さをしのげる所にボンサムを横たえ、「チョン家客主」を守るため、泣く泣く一人でその場を立ち去る。それから11年後。悲劇を経験したチョン・ボンサム、チョン・ソレ、キル・ソゲは大人になった。それぞれのトラウマを抱えお互いに違う場所で生きて来た3人。たった一人で世に投げ出されたチョン・ボンサムは、生き残るために人々が眉をひそめるような天下の悪、厚かましい詐欺師になっていた。果してチョン・ボンサムは、「チョン家客主」を再建して朝鮮一の客主に育てあげることができるだろうか? キル・ソゲはチョン・ボンサムに打ち勝ち、父の遺言どおり天下を取ることができるだろうか……?

世に倦む日日 山本太郎が立候補。宇都宮健児が降りて、副知事に回って一本化という手が

2020年06月15日 | 政治
グッドニュース。トランプの再選が危なくなった情勢と、中国に対する安倍政権の姿勢変化が影響している。この件、少し前に森本敏が予告的な話を漏らしていた。https://news.yahoo.co.jp/pickup/6362579 武器製品としては全く中身がなく、いつ完成して納入できるかも分からない代物。性能も不明。キャンセルで当然。

今年は三社祭もないし、隅田川花火大会もないし、地元の阿波踊りやよさこい祭りもないし、自粛、自粛でシケた話ばっかり。江戸っ子はストレス溜まって景気のいい話に飢えている。季節は夏。山本太郎に、一発、元気の出る絵を作って欲しいんじゃないかな。

山本太郎って、これがありますからねえ。組織は持ってなくても選挙のモメンタムを作れる。マスコミも有権者も、この絵を期待しているところがある。宇都宮健児ではこの絵は作れない。

社民党支持層の票は、かなり山本太郎に流れるだろうし、立憲民主支持層の票も流れるだろう。得票数は、無党派に食い込む分、山本太郎の方が宇都宮健児よりも多くなると思う。一本化できるなら一本化した方がいい。宇都宮健児は副知事の方が似合っているし、活躍できると思うんだけれど。

山本太郎が立候補。宇都宮健児が降りて、副知事に回って一本化という手がありますね。野党票を割りたくないと言うのなら、そういう策をとってもいい。発信力や注目度なら山本太郎の方が上でしょうし、無党派や若者層への食い込みも上。一本化できるのなら一本化した方がいい。https://news.yahoo.co.jp/pickup/6362562

広告代理店の言論弾圧<本澤二郎の「日本の風景」(3715)

2020年06月15日 | 政治
<資生堂批判記事に朝日新聞の輪転機を止めた日本廣告社>
 国民に怒りと失望をまき散らし、すっかり色あせてしまった法務検察、他方で日本の言論機関の主力・新聞テレビを制圧、国家主義的独裁政権を支えている実態が明らかとなった広告代理店・電通に、日本国民はコロナ禍も災いして意気消沈の日々を送っている。

 二回連続して電通大魔神を紹介した理由だが、読者から若いころの体験談が飛び込んできたので、この機会に紹介することにしたい。1886年・明治19年に福沢諭吉が設立したという日本最古の広告代理店の、やくざまがいの蛮行のことである。

 「朝日新聞の輪転機を止めて、問題の社会面の鉛版を床にたたきつけた、というのである。朝日の歴史に記録されているかもしれない。およそ紳士のビジネスではない。いまその代表格の電通が、官邸と自民党を自由自在に跋扈していることが、白日の下にさらされたわけだから、この国の前途は明るくない。

 「来年に東京五輪」「景気のV字型回復」という安倍晋三の虚言に踊る日本人は、ほとんどいないだろう。

<「資生堂化粧品で顔のかぶれ」特ダネに広告代理店が実力行使>
 本澤先生、昭和46年、初夏の出来事を貼り付けます。

私は昭和46年に実社会に出たのですが、入社(広告代理店)した初夏に、新聞の忌中広告を取るため日曜日に先輩と会社で日直をしていました。その時、事件(出来事)が起こりました。資生堂の化粧品(クリーム系)で全国の女性が皮膚障害を起こした記事が翌日の朝日新聞社会面の全国版に掲載される情報を資生堂の広告部の課長が「電通?」から伝えられて当時在籍していた代理店に乗り込んできたのです。結果は翌日の新聞に間に合うように朝日新聞(日劇のビルの地下3階)の輪転機にはめるべく鉛版を当時在籍していた代理店の課長と私の前で床に投げつけて破壊し、印刷できないようにしたのです。まあ、なかなか見ることができない現場を見てしまいました。翌年に私はその会社を去りました。赤い赤い「朝日新聞」はまゆつばですよ‼️

 昭和46年というと、いまから50年ほど前だ。情報を寄せてくれた読者は、現在、70代。何年たっても、広告代理店担当者が朝日新聞に乗り込んで、轟音をとどろかせて回転している輪転機を止める?という、信じられない事件を記憶している。

 輪転機を止めて、社会面の鉛版を取り外して、床に叩き潰したというのである。

広告代理店の言論弾圧は、昔から行われていたのだ。やくざでも、ここまでは出来ないだろう。あるいは、やくざを動員しての強硬策だったのか。

 問題は、広告代理店に頭が上がらない「高級紙」に衝撃を受けるばかりである。広告を出す側にも広告部、新聞社にも広告局、そして間に広告代理店という三者は、鉄の結束を誇っているのだ。

 編集局は「我々の記事で、読者が購読してくれている」と自負しているが、広告局は「我々が企業から広告をとっているから新聞社は飯が食えている」と胸を張っている。

<第四の権力も独裁国の機関紙レベルだった!>
 誠に恥ずかしいことなのだが、政治記者として永田町と平河町を闊歩していたころは、肩で風を切って生きてきた。この世に怖いものなし、という感覚で、議員会館を駆けずり回ってきた。自民党派閥記者として、権力の中枢に我が身を置いて、ペンで遠慮せずに右翼をたたき、さしずめ我が世の春を謳歌してきた。

 しかし、そうしたややもすれば乱暴な人生も、次男が医療事故で植物人間を強いられ、13年の病院通いと自宅介護で、とことん挫折を強いられてしまった。とどのつまりは、東芝病院の看護回避という大ミスで命を奪われてしまった。

 人間の命に対して、反省も謝罪もしない財閥・東芝に、電通の庇護があるとも知らず、ドン・キホーテよろしく立ち向かったが、押しつぶされてしまった。新聞人でありながら、新聞テレビが電通に目を向けていることさえ気づかなかった愚かなジャーナリストだった。

 幸いペンは元気だ。電通と東芝に対して、切っ先鋭く、新聞テレビの代わりを務めている?これも不思議な運命であろう。見えなかった世界が、見えてくるのである。毎日パソコンに向かっていても、材料が尽きることがない。ことほど社会は腐ってしまっているのであろう。

 一時期、胸を張っていた第四権力論も幻想でしかなかった。新聞テレビも、広告代理店に生殺与奪の権限を握られていた。しかし、真実の報道が保障されない社会、憲法が保障する言論の自由が奪われている日本でいいわけがない。独裁国の機関紙レベルでいいわけがない。

<日刊ゲンダイ方式で電通排除に軌道修正すれば正論が>
 たまに夕刊紙・日刊ゲンダイが自宅に届く。

 同紙には大手の企業広告が全く載っていない。したがって、電通など広告代理店からの脅しや圧力はかからない。真っ向から政府批判ができる。朝日も検討してみてはどうか。1本の社説に100万、150万は許されないだろう。スリム化して貧しくなれば、民意を反映する新聞造りは困難ではない。

 コロナ禍で電通が暴かれ、言論弾圧に弱すぎる新聞テレビも暴かれている現在の危機を、ジャーナリストは座視するわけにはいかない!「徳不孤」なり。

2020年6月15日記(東京タイムズ元政治部長・政治評論家・日本記者クラブ会員)

たんぽぽ舎メルマガ NO.3957~都知事選を前に、私たち都民が今読んでおけば超お得!

2020年06月15日 | 政治
たんぽぽ舎です。【TMM:No3957】
2020年6月13日(土)地震と原発事故情報-
                5つの情報をお知らせします
                         転送歓迎
━━━━━━━ 
★1.文句言いたいことはいっぱいあるけど、どこでやれば?
   こんなにひどい状況に、ほんとは暴動ものだよね!
   今感染していない。→これからかかるんだよね
                 坂東喜久恵(たんぽぽ舎会員)
★2.そもそも新型コロナとは?
   「コロナウイルス」ってあったの?
   ウイルスとは?PCR検査とは?…知りたい、考えたい
   恐怖、不安、隔離、分断、生活苦、マスクから
   解放される方法はないの?
   大橋 眞さん…医学博士、徳島大学名誉教授(免疫生物学)のお話
               市原みちえ(たんぽぽ舎会員)
★3.関電が旧経営陣を提訴へ 岩根前社長らに損害賠償求め
   金品受領問題…ほか
    メルマガ読者からの原発等情報3つ(抜粋)
              黒木和也 (宮崎県在住)
★4.都知事選を前に、私たち都民が今読んでおけば超お得!
   3冊の紹介
  『図説東京の論点 小池都政を徹底検証する』(東京自治問題研究所編著)
  『弁護士冥利 だから私は闘い続ける』(宇都宮健児)
  『東京改造計画』(堀江貴文)
              槌田春美(杉並区在住 グリーンズ杉並)
★5.保健医療体制の構造的欠陥(その2)
2019年の日本の「陰圧隔離病室※」数は1758床(米、独より圧倒的に少ない)
   年内に「陰圧隔離病室」数を1万床以上にする必要がある
            平宮康広(信州大学工学部元講師)
━━━━━━━ 
※6/20(土)学習会にご参加を!「子ども脱被ばく裁判」における
    鈴木眞一・山下俊一への証人尋問について
 お 話:田中一郎さん(ちょぼちょぼ市民連合)
 日 時:6月20日(土)13時30分より16時30分
 会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)
 参加費:800円     定員25名、「予約制」と致します。
 たんぽぽ舎03-3238-9035へお電話かメール nonukes@tanpoposya.net を
      お願いいたします。
 ご氏名と電話番号をお知らせ下さい。
━━━━━━━ 
※6/24(水)学習会にご参加を!
 小池東京都知事、追悼文送付拒否~TRICK-トリック
    「朝鮮人虐殺」をなかったことにしたい人たち
 お 話:加藤直樹さん(フリーのライター、編集者)
 日 時:6月24日(水)19時より21時   
 会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)
 参加費:800円  「予約」は必要ありません。

 ※上記2つの学習会では「新型コロナウイルス」対策を致します。
  ・会場入り口に手指消毒用ボトルを用意します。
  ・机の上に消毒液を噴霧しペーパータオルで拭きます。
  ・窓をこまめに開けて換気に配慮します。     
  ・「密集」しないように着席していただきます。
  ・体調に不安のある方は、無理に参加しないで下さい。
━━━━━━━ 

┏┓ 
┗■1.文句言いたいことはいっぱいあるけど、どこでやれば?
 |  こんなにひどい状況に、ほんとは暴動ものだよね!
 |  今感染していない。→これからかかるんだよね
 └──── 坂東喜久恵(たんぽぽ舎会員)

コロナウイルス対策で、どこもかしこも自粛や心配で行事や行動の中止や延期だらけ。特に関東圏は人だらけなので特に警戒は強い。
 そんな中でも(注意はしながら)行動を続けているひとつが、経産省前テント広場の毎日の座り込みと金曜日の経産省前抗議行動だ。5月までは3時から4時の抗議だったが、6月5日からは開始が5時になった。
コロナ前は金曜官邸前抗議開始前の5時-6時の抗議だったが、官邸前抗議はずっとお休みが続いているので、目立った行動はこれが一番。参加はご常連が多いが、時々参加する人も結構いる。

昨日(13日)は旧来の時間に戻して2回目だったが、5時過ぎると官庁街は帰宅の人の往来が格段に多くなっている。自粛要請の解除とみてとれるが、残業はあまりしないが、でもまだ遊びには行かず家に早く帰る人が多いのだろう。

 スピーチは政府のひどさへの抗議が大半。「そうだ、そうだ」と相づちを打ちながら、こんなにひどい状況に、ほんとは暴動ものだよね!と怒りがこみ上げる。
今度のコロナの正体や感染状況はまだまだわからないことだらけ。この先いつまで続くやら!である。
 そして、いままで感染していないということは、これからいつかかるかわからないということでもある。ちゃんと検査をしてデータを出して実態を明らかにすべきだ。

 ☆どさくさ紛れにとんでもないことをあれこれ企んでいるのも見て取れる。注意は怠らず!
  17日に国会閉幕?隠し事をしないで、もっときちんと議会でやることがいっぱいあるだろう!

○東京電力福島第1原発にたまり続ける汚染処理水の処分方法について、経済産業省は意見募集(パブリックコメント)を再度延長して受け付けることにした。期間は7月15日まで。

 ※汚染処理水の処分方法 意見募集再延長 福島第1原発事故で経産省
  6/12(金) 16:42配信「毎日新聞」
 https://news.yahoo.co.jp/articles/f4a15cd022328be3c1911b66311ee3447c5729c8

 
┗■2.そもそも新型コロナとは?
 |  「コロナウイルス」ってあったの?
 |  ウイルスとは?PCR検査とは?…知りたい、考えた恐怖、不安、隔離、分断、生活苦、マスクから
 |  解放される方法はないの?
 |  大橋 眞さん…医学博士、徳島大学名誉教授(免疫生物学)のお話
 └──── 市原みちえ(たんぽぽ舎会員)

 なんだか、おかしいな~ 専門家の話が聞きたかったです。
目からうろこかも?
☆大橋 眞(まこと)さん…医学博士、徳島大学名誉教授(免疫生物学)
免疫生物学の専門家が毎日YouTubeに投稿。
市民とともに考えたいと日々の研究の情報を公開・質問にも答えています。

以下は、YuouTubeを視聴していた人からのインタビューに応じて。
長いですが、疑問に答えて全体像が分かりやすいです。

◎マスコミでは絶対、言えない「新型コロナウィルスの真実」に迫る!
 https://www.youtube.com/watch?v=CnoEtC6_ZeA&feature=youtu.be
以下は、その書き出し全文です。
 https://note.com/studioring/n/n0e28990002fb

◎大橋 眞さん…徳島大学名誉教授(免疫生物学)本人が
連日YouTube投稿「学びラウンジ」
 私は皆さんと一緒にコロナウイルスについて考えてきました…
考え続けて普通はその問題の根っこにたどり着くということが、
今回はとても難しい…

○2020/05/06
 [https://youtube.com/watch?v=C3bQv5XUfik]

○2020/06/04
 https://www.youtube.com/watch?v=aZO7kr7DRww

○2020/06/07の投稿『コロナ騒動を逆転発想で考える』
 https://www.youtube.com/watch?time_continue=4&v=i2quIeyG-20&feature=emb_title
 「コロナ騒動において、新しい感染症の診断のために、PCR検査が使われているという認識が一般的なようです。つまり、診断の道具としてPCR検査が使われているというわけです。しかし、この認識は本当に正しいのでしょうか。感染症があるからマスクをするとか、自粛をしなければならないというのも同様です。病原体の正体がはっきりしないうちに、世界中の会社などが競い合ってワクチン開発をしているのも変な話です。…」

 
┗■3.関電が旧経営陣を提訴へ 岩根前社長らに損害賠償求め
 |  金品受領問題…ほか
 |  メルマガ読者からの原発等情報3つ(抜粋)
 └──── 黒木和也 (宮崎県在住)

1.関電が旧経営陣を提訴へ 岩根前社長らに損害賠償求め 金品受領問題
 6/12(金) 20:10配信「毎日新聞」
 https://news.yahoo.co.jp/articles/1e54a34d3b452c5a2074f3b194a4cdc82faeba9b

2.東京電力 柏崎刈羽原発職員の5都道府県の往来制限を継続
 6/12(金) 12:16配信「UX新潟テレビ21」
 https://news.yahoo.co.jp/articles/e3e2dd13ac8b6e6643deb3304ab6b4561a626fb6

3.電通、3年で経産省事業42件 団体通じ請け負い
 6/12(金) 20:17配信「共同通信」
 https://news.yahoo.co.jp/articles/f14d41d69701301352c0cd71c0bd5b7b5ac7eb4c

 
┗■4.都知事選を前に、私たち都民が今読んでおけば超お得!
 |  3冊の紹介
 |『図説東京の論点 小池都政を徹底検証する』(東京自治問題研究所編著)
 |『弁護士冥利 だから私は闘い続ける』(宇都宮健児)
 |『東京改造計画』(堀江貴文)
 └──── 槌田春美(杉並区在住 グリーンズ杉並)

 この原稿を書こうとしていた6月11日現在、都知事選立候補者として
「れいわ新選組」の山本太郎さんが参戦という情報を聞いた。
 個人的には消費税減税、MMT理論をひっさげて引き続き国政への挑戦
を続けてほしいと思うところだが・・どうなることやら。

 そんな今、ご紹介したい本が3冊。

○おすすめの本その1
『図説東京の論点 小池都政を徹底検証する』
 (東京自治問題研究所編著)旬報社 2020/5/15

 この4年間の東京都政、小池都政とは何だったのか。発刊されたばかりのこの本は、その目的を第1に、4年間の小池都政の「真実」を多方面から浮かび上がらせること、第2に 新自由主義的な東京都政の対抗軸となる「私たち自身の東京の都市ビジョン」を展望していくこと、と紹介している。1の目的のために政策、財政、環境、教育、福祉、町作り、防災等、27領域を検証。

 その結果、小池都政は結局のところ「society5.0」や自治体戦略2040など、安倍・経済界路線に相乗りし、都政を「暮らし、福祉、教育、雇用も含め新自由主義を基調とした巨大開発の場にしようとしている」と批判している。

 行政専門紙「都政新法」による職員アンケートによれば、「都庁内の不信感は払拭出来ず小池都政1期目の評価は46.4点」というおまけのコラムも興味深い。ここを読むと、職員から観た生小池さんの人柄もチラリ。いや、ズバリか。

○その2
『弁護士冥利 だから私は闘い続ける』(東海大学出版会 2009年)

 5月27日に出馬表明した宇都宮健児氏の著作。やや古い発刊だが、3度目の知事選挑戦となる同氏の人柄を理解する一助となる。
 今回の都知事選を、「都民の生存権がかかった選挙。都民一人ひとりの雇用、営業、住まい、生活、命を守る戦い」とし、緊急3課題と、重視する8課題を提示している。

 詳しくは「希望の町東京を作る会」の公式HP、私が住む杉並区での特設サイト(https://utsunomiya.suginami.link)等を観て頂きたいが、重視する8課題の中で、石原都政以降20年以上新規建設のない都営住宅の新設、家賃補助、原発事故避難者への住宅支援を打ち出している。
 まさに、「住まいはいのち」だ。
 今度の日曜日、6/14午後1時からは、JR阿佐ヶ谷駅南口にて宇都宮さんの街宣と応援リレートークがあるので、お近くの方は是非。

○その3)3冊目ははちょっと毛色が変わって、
 『東京改造計画』
 東京都への緊急提言37項 コロナ時代の新しい首都のカタチ
 (堀江貴文 幻冬舎2020 5/30)

 個人的には堀江氏のTwitterでの「切り捨て口調」は好きではない。
 が、氏の時代を先取りした発想力はとても「楽しい」し、このコロナ禍にあって、元気がもらえた。
 「東京は『政治や』たちの私物じゃない」「僕はどんな攻撃を受け反対意見にさらされようとも、自分の言葉で提言を続け、自分の行動で証明し続ける」というファイトは見事だ。

 しかし同氏に対しては、「言いっぱなし、実現性が…」という指摘はごもっとも。ただ、未来の都政を考える上で、こういう若い世代の発想もまた興味深く大いに参考になるのではないか。
 いずれも読みやすい本ばかりなので、ご存じの方も多いかと思いますが、ご紹介させていただきました。


┗■5.保健医療体制の構造的欠陥(その2)
| 2019年の日本の「陰圧隔離病室※」数は
 |  1758床(米、独より圧倒的に少ない)
 |  年内に「陰圧隔離病室」数を1万床以上にする必要がある
 └──── 平宮康広(信州大学工学部元講師)

◎今の日本は、新型コロナウィルス感染者の早期発見だけでなく、発症者の早期入院も困難な状況に陥っている。
 日本は、集中治療室数が少ない。人口10万人あたりの集中治療室数は、アメリカやドイツより圧倒的に少なく、イタリアやフランス、韓国やスペインより少ない。イギリスや中国、インドより多少多い程度である。
 しかも、新型コロナウィルスに感染して発症した患者が隔離入院する「陰圧隔離病室」数が激減している。

 鹿児島大学法学部教授の伊藤周平氏によれば、1996年の日本の「陰圧隔離病室」数は9716床であったが、2019年の日本の「陰圧隔離病室」数は1758床である。

◎厚労省は、医療圏(二次医療圏)なるものを考えだし、1993年に改正した医療法と2014年に制定した「医療介護総合確保推進法」の下で、全国を339の医療圏に区分けた。

 そして「陰圧隔離病室」をもっぱら第二種感染症指定医療機関だけの病室にする。その後厚労省は、86の特定機能病院(その多くが第一種感染症指定医療機関である)を例外にした上で、第二種感染症指定医療機関の設置数を各医療圏につき、1つにするよう各都道府県に強制する。そのため、日本の「陰圧隔離病室」数が激減した。

 「陰圧隔離病室」数の不足を知る厚労省と専門家会議は、新型コロナウィルス感染が勃発した場面で、発熱4日後の感染者だけをPCR検査の対象にした。厚労省と専門家会議のせいで、多くの人が苦しみ、多くの人が命を失ったように思う。

 今頃になって、厚労省と専門家会議は、「発熱後4日」など強制していない、と自己弁解している。だが、「陰圧隔離病室」数の不足には、まったく言及しない(専門家会議に議事録がないのは、そのような理由による、と考える)。

◎感染第二波を憂慮するのであれば、おそらく年内に、「陰圧隔離病室」数を1万床以上にする必要がある。
 そうするには、第二種感染症指定医療機関数を人口10万~15万人あたり1施設にする必要がある。
 だが、医療圏は、概ね総務省が定める広域行政圏と重なっているので、第二種感染症指定医療機関の数を人口10万~15万人あたり1施設にすることはとうていできない。

 とはいえ、各都道府県は、医療圏など無視して第二種感染症指定医療機関を増やすことができる。あるいは、広域行政圏を無視して医療圏を増やす、すなわち医療圏の単位を小さくして医療圏の数を増やすことができる。
 だが、厚労省は、昨年9月から全国424の公立および公的病院の再編統廃合を推進していて、今も継続している。しかも安倍内閣は、昨年10月に決定した13万病床削減を撤回していない。市町村保健センター数や第二種感染症指定医療機関数の増大は、都道府県知事の裁量でやれることだが、厚労省と安倍内閣はおそらく妨害する。

◎都道府県知事や都道府県議会が、厚労省と安倍内閣に抗する場面はない。
 そして困ったことに、国会議員たちが、厚労省と安倍内閣の「都道府県弾圧」を認識していない。
 とりわけ野党国会議員の勉強不足、頭の悪さにあ然とする。
 彼らは、保険医療体制の構造的欠陥に言及することなく、やたら経済の話をし、民主主義や立憲主義を叫ぶ。

※《事故情報編集部》より補足
「陰圧隔離病室」とは?
「感染症などの保菌患者(SARSなど)は、病室内を陰圧(気圧を
低くする)にすることで隔離し、病原菌を封じ込めて、他へ汚染がひろまるのを防止する」(病室内の空気が外に出ない)
「日本空調衛生工事業協会」HPより

生存権を守る運動を広げよう!~「新型コロナ災害緊急アクション中間報告会」

2020年06月15日 | 政治
http://www.labornetjp.org/news/2020/0612hokoku
生存権を守る運動を広げよう!~「新型コロナ災害緊急アクション中間報告会」
〔反貧困ネットワーク事務局長・瀬戸大作さんのサポート日誌より〕

*司会の雨宮処凛さん(左)と瀬戸大作さん

→全記録(3時間40分)

6月12日は「新型コロナ災害緊急アクション中間報告会」
●15時30分から参議院議員会館講堂で「新型コロナ災害緊急アクション中間報告会」を開催しました。開会寸前まで緊急アクションフォームに届いた神奈川の男性からのSOS対応をおこなっている状態、明日土曜日にお会いするので、現在の所持金は全部使って野宿だけはしないで欲しいと伝えて、集会の開始時間を迎えた。

●会場には150名以上の参加者、40名以上は、報道関係者。最近感じる事は、ペンで闘うだけでなく、支援の現場で私たちと一緒に汗をかき、時には泣いたり、省庁自治体交渉では怒り、共に闘う記者が日に日に増えている事だ。多くが女性記者だ。

●国会議員も10名以上が参加、立憲民主党の山崎誠議員は自主的にほぼ全ての国会議員事務所に集会チラシをポスティングしてくれた。共産党の田村智子議員は1度退出してまた会場に戻ってきた。
①「死にたくないけど死んでしまう」とSOSを発した相談者のもとに飛んでいき、反貧困ささえあい基金など民間の基金で、いのちを繋ぎながら住まいの確保まで支援している現状 ②社会がこれまで生活保護バッシングをして来たせいで、必要な人に生活保護が届かない現状 ③公的支援が受けられない外国人の窮状など、田村議員が報告会から途中抜けて、参加していた与野党の新型コロナ連絡会において突きつけたら、自民党議員も驚いていたと報告、現場で当事者の窮状を聞き、僅かな力でおこなう「ギリギリのいのちを繋ぐ」その現場で起きている事実を感じ取り、政策に生かす。施策を変える。
生活困窮者支援の現場は、ずっと野戦病院のような状態で、民間がボランティアでできるキャパをとっくに超えていて支援崩壊は目の前です。国会議員の皆さん一緒に変えましょう。時間があまりありません。ひとりひとりの生存がかかっています。

●反貧困緊急ささえあい基金の中間集計を報告しています。寄付金は1,259名の皆さんから54,616,323円が集まり、既に10,717,000円がSOSを頂いた方々に現金給付されています。71人、1,590,000円が反貧困ネットワークや他団体からの緊急宿泊費+生活費給付、*所持金が千円を切った状態でのSOSが多い。20代~40代が多い。*以前から、ネットカフェなどで暮らし日雇い及びスポット派遣で収入を得ていたが、コロナで収入が途絶え、路上で生きるしかない。アパートを借りる費用がない事例が続発した。*社員寮に入寮していたが、コロナ影響で雇用を打ち切られ、退寮させられた。特に風俗業、観光業*親からの虐待から逃げて「住まい」に困りSOSが複数届いている。*携帯電話が止まっている方からの相談が多数、その後のアパート契約が困難となっている。

移住連からの要請に基づく、「支援からこぼれ落ちた外国人」の給付支援が支援人数 456人 給付金額 9、120、000円になっている。仮放免者や難民申請者、非正規滞在者など、特別定額給付金の対象外に当たり、生活保護申請もできない方が大半、1人当たり20,000円の緊急給付をおこなっていますが、不充分です。置賜や上越や三里塚などのコメ農家が「コメと野菜でつながる百姓と市民の会」を結成しお米を通じた支援を開始しています。

●POSSEの報告にあるように、生活困窮の原因となっているのは企業が非正規雇用に対して補償をしていないこと。その結果、非正規雇用、女性、外国人労働者の貧困化が拡大。外国人労働者の生存保障の課題。「コロナだから仕方がない」という雰囲気のもと、労働条件の切り下げや解雇・雇い止めが横行している。

●「死にたくないけど死んでしまう」そのようなSOSを受け、現場に向かい「生存を守ること」➡住まいは人権、生活保護は権利としての運動をすすめ、必要な人が全て権利を行使できるようにすること➡生存権を守る公的責任とコロナに便乗した解雇を企業にさせない運動が今後の課題、縦割りたこ壺的運動でなく、「新型コロナ災害緊急アクション」を貧困格差拡大を許さない広範な社会連帯運動のネットワークとして発展させていく事。頑張っていこう。

国連自由権規約委員会に共謀罪廃止の声を届けよう!~院内集会で海渡雄一弁護士が講演

2020年06月15日 | 政治
http://www.labornetjp.org/news/2020/0608kaido
国連自由権規約委員会に共謀罪廃止の声を届けよう!~院内集会で海渡雄一弁護士が講演

→動画(海渡講演・56分)

 今月15日で強行採決から丸三年を迎える共謀罪法の廃止を求める運動は、精力的に継続しています。「秘密保護法廃止へ!実行委員会」と「共謀罪NO実行委員会」の共催で、6月8日午後、院内集会「国連自由権規約委員会に共謀罪廃止の声を届けよう」を、レイバーネットTVの協力を得て衆議院議員会館からYouTubeでライブ配信しました。

 講師に共謀罪対策弁護団の海渡雄一弁護士(写真上)を迎えて、今年の国連自由権規約委員会へ日本のNGOによる共同レポートを提出する取り組みについて紹介していただきました。日本政府は国連自由権規約委員会に対して「共謀罪は恣意的適用のおそれはない」などと回答しています。これに対して市民団体が効果的な反論を展開して、国連から日本政府に対して有効な勧告を出してもらう必要があります。国際世論の力で、日本の表現の自由を確保する取り組みです。(報告=日本マスコミ文化情報労組会議 MIC事務局長 岩崎貞明)

*なお共謀罪成立3年にあたって、6月15日には海渡雄一弁護士とジャーナリストの青木理氏との対談が予定されています。ライブ配信予定。詳細は「共謀罪NO!ホームページ」に、後日掲載されます。